一昨日の朝、狭い道路を歩いて来て、信号のない交差点で広い道路の横断歩道に近づいたとき、走って来るクルマがあったので、立ち止まって待っていた。
そうしたら、傘さし運転の中年男性自転車が私を追い越して、フラフラと道路に出ていった。車は左右から来ていたが、先に左から来た車がクラクションを鳴らして、走り去った。
自転車は一瞬ひるんでよろよろしたが、それが走り去ったあとそのまま道路を渡っていった。その後、右から来た3台くらいの車が通り過ぎてから、私は横断歩道を渡った。
あの自動車は、横断歩道を渡る者に対してクラクションを鳴らすとは、なんたることだ?
と最初思ったが、待てよ、いや、相手は自転車じゃないか、と思った。
自転車は車道を走ることになっている。ということは、本来、広い道路に出る前の停止線で止まり、左右を確かめて、車が来なければ、初めて進めるはずである。
車と車だったら、路地から広い道路を横断するには、絶対的に広い道路が優先である。
それが、自転車となると、どうしてあのようにずうずうしく渡ってしまうのであろうか?
しかも、横断歩道は、本来、歩行者が優先的に渡るものなのに、実際には、自転車が車にブレーキを踏ませながら強引に渡って行き、そのあと車がひとしきり走り、歩行者はそれらの車の列が途切れるまで待ち続けるというありさまである。
また、車道を走る自転車は、横断歩道を前にして絶対に止まらない。信号のある横断歩道でさえ、歩行者が青のときにも、自転車は赤信号を無視して平気で走り過ぎていく。
いったい、自転車はナニ様なんだろうか?
通勤時間帯は、自転車の数が多く、しかも急いでいるので、無謀さが増している。
車が走っていなくても、次々に来る高速自転車で道路がなかなか渡れないこともある。
自分も、数か月前までは、別の道を自転車通勤していたが、私が交差点で安全確認のため一時停止していると、必ず後ろから別の自転車が追い越していったものだ。そこでは、多くの自転車が、カーブミラーだけを見て止まらずに渡っていくようだった。
マナーの悪い自転車が多すぎる。本当に何とかしてほしい。