山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

5 YKKグループ(エコプロダクツ2015)

2015-12-13 22:49:58 | 産業・技術


YKKapは窓、YKKはファスナーの部門ですね。
ここは、毎年面白いです。
撮影するものがいっぱいあって困ってしまう。しかも分かりやすい。

今年は、小学生くらいの子供にも分かりやすく展示をしてある企業が多いと感じました。
それは、毎年そうですが、昨年まで子供向けでなかったブースも、今年は子供に解説することに力を入れているブースが多くなったように感じます。YKKもその1つです。
エコプロダクツ全体の方針として、推奨されているのかな?

では、展示内容を。

<樹脂窓>(リサイクルの樹脂を使用)



窓枠というのは、これまでは、アルミサッシの場合が多かったと思いますが、樹脂(プラスチック)の窓枠もあります。
金属は熱が伝導しやすいので、室内の温かい熱が外に逃げたり、外の冷たい気温が、室内にしみってきたりしてしまいますが、樹脂でできた窓枠は、中と外の温度が伝わらないので、断熱ができるそうです。
ガラスは複層ガラスですと、やはり断熱ができます。



リサイクルの樹脂(たとえば、樹脂でできた古い窓枠を砕いたもの)と新しい樹脂を混合して溶かし、窓枠の形に押し出して、上枠・下枠・縦枠部分を作り、それらを組み立てると、新しい窓枠を作ることができます。



窓枠の断面はこんなになっているのですね。複雑です。


<リサイクルの材料で作るファスナー>



使用済みの衣類やペットボトルを化学の力で原料まで分解し、不純物を取り除いて、ポリエステルを取り出す(ケミカルリサイクル)。



そのポリエステルで作ったファスナー。

<ツーアクション窓>



1つの窓が、2通りの開き方をするものです。これいいですね。
外側についている網戸はロール式で開け閉めできるようになっていました。



我が家には、上が内側に倒れてわずかに開く窓があるのですが、外側の網戸は嵌め殺しになっていて、窓と網の間の掃除ができないのです。特に下のほうは幅が狭まっていて、手も入りません。
それに、夏は風が通らなくて暑いので、これが、時と場合に応じて横に開いてくれればどんなにいいかと思います。
この窓欲しい!!!

<黒部工場 地中熱の利用>

地中には地下水が流れていて、1年中温度が一定です。よって、冬は気温より温かく、夏は冷たい。
地上の温度と熱交換することにより、冷暖房のための電気量が節約できるそうです。



黒部では、植樹を行い、森を作っています。



<パンフレット・冊子>



いろいろと役に立つ情報が満載でした。



特に、今放送大学で勉強している「環境の可視化」や「都市・建築の環境とエネルギー」に関係するものがあって興味深いです。



熱画像もある。



そして、カラビナっていうのかな?クイズ(アンケート?)に答えて、いただいてきました。
昨年は黄色いのをもらったので、今年は青をいただきました。


昨年の記事「YKK(エコプロダクツ2014)」

コメント

4 AGC(エコプロダクツ2015)

2015-12-13 16:34:42 | 産業・技術


「AGCグラス」と「旭硝子」は、同じものなのか、ホームページを見ても関係がよくわかりません。多分同じなんだろうと思っています。

昨年も見ましたが、「またアトッチか」と思い、ほぼ同じような内容の展示だと思いました。

アトッチとは、既存のガラス窓に、もう1枚のガラスを後付けできるもので、2重になることにより、熱の移動を遮断することができるものです。

うちは、集合住宅の借家なので、勝手にいじることができないため、アトッチとは無縁だなと思っていますが、今日はやたらと寒く、エアコンをがんがんかけても全く温まりません。
そこで、ついに昼間だというのに、カーテンを閉め切り、電灯を点けて過ごしています。
これで多少は熱が逃げないようですが、それでも、やはり窓のほうから冷気が入ってきます。

私は、カーテンを閉めるのが嫌いで、夜間も外が見えるのが好きです。それで、つい先日も透明のカーテンが欲しいとこのブログに書いたわけですが、アトッチをつければいいんだということに気付きました。

最近、地球の温暖化を止めるため、二酸化炭素の排出量を減らすために、パリでCOP21が開かれ、世界中の国が話し合ったわけですが、今日のテレビの放送によると、日本は省エネ技術が進んでいると言われているものの、窓の遮熱ができていないために、冷暖房の効果が失われ、エネルギーが無駄に失われているのだそうです。中国や韓国の窓はもっと厚く日本よりも性能がよいそうです。
発展途上国の二酸化炭素排出量を低減することが求められているものの、日本の窓はお粗末すぎるのではないかい、というものでした。

確かに、北海道や東北などの寒冷地では、二重窓などになっており、熱が逃げないようになっていると思いますが、さほど寒くない地域では、隙間風があっても、ガンガン暖房をして室温をあげて過ごしている場合が多いです。

冷房も同様で、エアコンを止めたとたんに暑くなるというのは、冷気がどんどん逃げてしまうからでしょう。

アトッチについて、毎年同じ展示だ、などと思っていましたが、これは大切なことなんだなあと再認識した次第です。

これから作る建物は、窓から熱が逃げないものにするべきですし、すでにある窓ガラスは、アトッチのようなもので二重にするのが望ましいでしょう。

昨年の記事「旭硝子(エコプロダクツ2014)」

追記:問題点を思い出した。

断熱してしまうと、太陽の温かさがほしいときに、窓からの温かい日差しが得られないことになってしまいます。これは困りますね。やはり、貼りつけてしまうよりも開け閉めできる二重窓のほうがよいかもしれません。
コメント

3 リコー(エコプロダク2015)

2015-12-13 15:45:30 | 産業・技術


コニカミノルタ、セイコーエプソンに並んで、その奥に「リコー」のブースがあり、ちょうどデモンストレーションが始まったので椅子に座ってみました。



スクリーンに映像が出て説明が流れており、脇にデモンストレーターの女性が立っていると思っていたら、その人がそこで話している声だと気付き、驚きました。よく博物館などの展示施設で上映される解説映像に入っているナレーションのように、あまりにも完璧すぎたので、そんな錯覚が起きてしまいました。

リコーの使用済みの複合機などは、回収されてリサイクルされるそうで、富士山の麓にそういう施設ができたそうです。(覚えてるのはこのくらい。)

余談ですが、この解説で、「リコー」のアクセントが第一音節になることがわかりました。リコー(上下下)。
しかし、たとえば「リコーグループ」のように後ろに言葉がつくと「リコー(低高高)」のアクセントになるので、一般には、単独でも「リコー(低高高)」で話す人も多く、どっちだかわけがわからなくなり、紛らわしいです。

さて、展示です。が、実は写真を撮ってこなかったので、ほとんど記憶がありません。
パンフレットが1枚ありました。

 

この「凝集砥粒フィルム」というのは、記憶があります。

手磨きようのスポンジの1面に特殊なナノテクフィルムが張られており、これで、鏡の表面を磨くとピカピカになるということで、見本が展示されていました。

このような磨き用の道具は、百均などにも売っていますが、確かにきれいになりますが、実はよく見ると、傷がついてしまっているのがわかるそうです。

パンフレットによれば、
リコーの凝集砥粒フィルムは、ナノサイズの1次粒子を凝集させてミクロンサイズの2次粒子を形成し、2次粒子によって固定砥粒のような作業効率を上げ、1次粒子がコンパウンドのような役割をして、高品位な仕上がりとなる。
磨く対象物よりも柔らかく、汚れよりも硬くなるように、これらの粒子の硬度を調整している。
というようなことが書いてあります。

元々は、リコーのレンズ研磨技術から生まれたもので、粒子の硬度を調整し、ガラスやプラスチックなどの様々な対象物を磨くことができ、たとえば、車のヘッドライトのカバーなどもきれいに透明にすることができるようです。

鏡など、きれいになったら気持ち良いですね。
イトーヨーカドーに商品として売っているそうですが、結構高い(1000円くらいする?)らしいです。

リコーは、事務機器、光学機器などの製造を行っているメーカーで、複写機、ファクシミリ、レーザープリンターやそれらの複合機、デジタルカメラなどの製造・販売を手掛けています。

私の職場にも、複数会社の事務機器がいろいろありますが、私がいつも使っているプリンターはリコーのものです。トナーを交換すると自動的に次のストック分が発注されるようになっているようです。
コメント

2 セイコーエプソン(エコプロダクツ2015)

2015-12-13 12:50:29 | 産業・技術


1~2日前、テレビのニュースで、エコプロダクツのことをやっていたときに、セイコーエプソンの「ペーパーラボ」が取り上げられていた記憶がありました。世界初の小型オフィス製紙機です。

コニカミノルタを見学し終わったちょうどのタイミングで、となりのセイコーエプソンのブースで、「これからペーパーラボのデモンストレーションが始まります」というアナウンスがされたので、行ってみました。

すでにたくさんの人が黒山になっていました。後ろのほうから見ようとしていると、横に行ったほうが見えますよと係の人が教えてくれたので、横に回っていきました。
前は子供たちが座っているだけで、よく見ることができました。


 
しかし、まだ始まらないようです。6分前。



しばらくして、舞台上部のスクリーンに出ている数字が、300・290等と減って行き、開演までの秒を10秒ごとに表示しているらしきことに気が付きました。30秒前。

11:10:00

白いスーツの若い女性デモンストレーターが出て来て説明を始めました。



ここに、使用済み(印刷済み)の紙を置きます。



入れた古紙は粉砕されます。 繊維の状態にまで戻ります。



そして、シート状に堆積します。



水を使わず結合素材により結合し、強度や白色度を向上し、加圧して成形し、新たな紙を作ります。



3分くらいで、白い紙が出てきました。 手品のようです。



色のついた紙にすることもできます。厚さも設定できるそうです。



再生された紙に、左のコピー機で、別の内容をコピーしたものを見せていいるところです。



再生された様々な紙。↑ 使用例。↓



ペーパーラボを使えば、自社内で、使用済み文書を粉砕してしまうため、秘密情報が外部に出る可能性が全くありません。運送費もかかりません。何度でも紙を再生して使うことができます。とのことです。
2016年には実用化され、今後はさらに小型化を目指すそうです。

感想
確かにすごい機械ですね。しかも、再生された紙の質が、市販の紙と違わないように見えます。
ただ、今の機械の大きさだと、一般の会社で使うにはかなり大きいようですし、リースにしても、なんとなく高そうです。かなり大規模な施設で使うのかと思われます。
実用化したら、メンテナンスとかも必要でしょうし、不具合が起きて、修理の人を呼んだりすることがあるのかな~などと思いました。(現在、複合機でも時々不具合が起きて専門の人を呼んで直してもらうことが多いので。)
紙代とどっちが安いのだろうか?

しかし、こういう新しい機械が発明されて実用化されるということは、すばらしいことだなあと思います。
「世界初」ってのは、やはりすごいですね。





コメント

1 コニカミノルタ(エコプロダクツ2015)

2015-12-13 11:24:18 | 産業・技術


「コニカミノルタ」のブースは、東4ホールの会場の入り口に入ったすぐ左にあり、通りすがりについ見てしまったというものでした。

東4ホールは、事務機器の分野のスペースらしいですが、「ミノルタ」といえば「カメラ」を連想するので、カメラに関連したような製品が並んでいるのかな?と的外れなことを思いつつブースに入っていきました。

後でわかったことですが、コニカミノルタは2007年に、カメラ・フォト事業を終了しておりました。全然知りませんでした。

今では、複合機・プリント・光学製品・測定機などを扱う会社となっています。それらに関するいろいろな展示があって、説明も分かりやすく予想外に興味深いものでした。

写真に撮ってきたもの。
再生PCと再生PETを混合した材料で作った複合機の外装部品。



ウォーターサーバーのガロンボトルから再生PC(ポリカーボネート)を作り、



ペットボトルから再生PET(ポリエチレンテレフタレート)を作り、



コニカミノルタ独自のケミカルプロセッシング技術により2つの樹脂(PCとPET)を混合。



再生PETだけではできない、強度と難燃性などの耐久性能をもった「再生PC/PET」。

複合機の外装部品に。




測定機では、

「葉緑素測定機」

(現物で測定してみましたが、写真を撮ってこなかったのでパンフレットで。)


葉の葉緑素を測定することによって、適切な肥料の時期を決定する。
会場での見本は「麦」でしたが、「米」に多く使われているそうです。肥料は常にたくさんやればよいというものではなく、効果的なタイミングがあるそうで、それは、科学的データが出ており、葉緑素の測定結果で時期を判定できるとのこと。

感想:そうなると人間の感が衰えてしまうのでは?測定器がないと作物が作れないようになったらどうする?とちょっと心配になりましたが、天候や日照の違いによって作物の状況は変わるので、毎年、同じ日程で肥料をやるのは意味がないし、人の目で植物を見て判断するだけよりも、やはり科学的な測定データの活用も必要なんだろうなあ~と思った次第です。

「照度測定機」



明るすぎず、必要充分な照度にすることによって、電気量などの無駄が防げる。

・・・・・

コニカミノルタは、日経第18回「環境経営度調査」で製造業総合ランキング1位だそうです。
製品のみならず、社内でも、照度や温度などを的確に管理調節することによる、照明や空調の社内の省エネ。
Web会議などにより、打ち合わせなどの度に、無駄な交通移動や時間をかけずに済む省エネと効率化。紙を使わない等の資源節約等。

展示ブースでは、タブレットをパネルにかざすと説明がタブレット画面に表示されるというもので、各所にタブレットが置かれていました。
最初は、いちいちタブレットを持ちあげて見るのが面倒だと思いましたが、タブレットの画像が変化する速さに合わせて、遅れないように説明を読まないと消えてしまうので、その分、頑張って説明を読むため、漠然とパネルに視線を向けているよりも、きちんと情報を読むことができるという効果もあることがわかりました。
まあ、タブレットだと電気も必要だし、タブレット自体何台も使用するには経費が高そうではあるのですが、最新技術の展示という意味もあるのかと思います。

なんとなく立ちよった割には、かなりの収穫がったブースでした。

最後に
アンケートに答えて、オリジナルポケットタオルいただきました。



従来の捺染工程に比べ、エネルギーや資源の消費を大幅に低減したコニカミノルタのインクジェットテキスタイルプリンター「ナッセンジャー」でプリントしたものだそうです。

コメント