山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

裁判長の判決理由が変すぎる

2015-12-09 01:22:00 | 日記
数日前に、安倍晋三メルマガ訴訟の裁判で、菅直人氏の請求が棄却された。
これは、あの原発事故のとき、安倍議員がメルマガに、「やっと始まった海水注入を止めたのは、なんと菅総理その人だったのです」などという文を載せたことに対し、菅さんが、事実ではないと正したにも関わらず、安倍さんが訂正も撤回もしないどころか、さらに「海水注入を一時間近く止めてしまった責任はだれにあるのか?菅総理、あなた以外にないじゃありませんか。真実は明らかです」などと再び攻撃した。そして、読売新聞と産経新聞が、安倍晋三のメルマガと同じ趣旨の記事を載せた。このことで、菅さんが安倍さんに対して、名誉棄損の訴えを起こしたものだ。

しかし、判決では「内閣総理大臣である原告に東京電力において開始した海水注入を中断させかねない振る舞いがあったというべきであり、海水注入に関する本件記事は、重要な点において真実であったと認めるのが相当である。」などという理由をつけ、菅さんの請求を棄却した。
この「重要な部分で真実」とは、いったいどういうことなんだ?と不思議でならない。
「菅さんが海水注入を止めさせたのかそうではないのか」その部分が重要な論点なのだから、「中断させたのではない」ことが事実であり、実際に海水は注入され続けており、その結果、最悪の状況には至らなかったことがはっきりしている今、「重要な部分で真実だった」などというとんでもない判断には、あきれるばかりである。

これは、安倍さんのメルマガ以上に名誉棄損である。

また、判決では「記事は事故対応の詳細が判明する前に発信されていた上、菅元首相の資質や政治責任を追及するもので公益性があった」などという理由をつけているが、まるで意味不明である。
事故対応の詳細が判明する前に発信されていたのであり、そこに事実と違うことが発信されていたのであれば、事実判明後に訂正するのが筋であろう。
また、「菅元首相の資質や政治責任を追及するもので公益性があった」というのは、菅さんに資質がない、政治的に落ち度があったから責任を取らなくてはならない、という前提に立った、恐ろしく偏ったものの見方である。
仮に資質がないとしても、それは菅さんの訴えの論点とは別のものであり、それを理由に嘘をなすりつけていいものではなかろう。

あの原発事故のとき、どれだけ菅さんや民主党の人たちが、死に物狂いで苦労したかは計り知れない。あのような未曾有の出来事に対して、できる限りのことをしたと思う。
そのとき、自民党は積極的に協力もせず、民主党の足を引っ張ることばかり考えていたという印象が、私にはある。

で、こんなわけのわからない判決理由を述べた裁判長はいったい誰なんだ?ということが頭をよぎった。

結論 永谷典雄という裁判長はおかしい。最悪。公正な判断ができない。
裁判官として不適任。

調べていたら、こんなブログをみつけた。↓

雑想ポケット「永谷典雄と言う男」

「永谷典雄」と「安倍」と「NHK]

NHKの受信料裁判もすっきりしない。
判決理由は読んでいないが、放送法に照らし合わせると、受信機の個数に対応して視聴料を払わなくてはいけないということなのだろうか?しかし、客は普段個人個人自宅で受信料を払っているではないか?重複することになる。
NHKの受信料に関しては、法律自体が非常におかしなものである。そして、世の中には受信料を払っていない人が、年金を払っていない人くらいいるらしい。うまく立ち回る人間が得をする。理を通し間違いを指摘する正直者がバカを見るのだ。

どっちにしても、この裁判官は、自民党やNHK寄りの人間であり、そちらの都合のよい判決を出すために存在しているのだろう。

追記:リテラの記事も興味深い。
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