山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

文化村通りから渋谷ユーロスペースへ(迷歩)

2016-07-17 17:15:25 | 旅行・街歩き
車ではいつも目的物が見つからず、迷走していますが、徒歩でも同じです。
「渋谷ユーロスペース」なんて、知ってる人は簡単だと思うのですが、パンフレットに載っている地図を見ながら進んだところ、見事に迷ってしまいました。

そもそも、パンフレットをチラっとみて、「ああ、文化村にあるのか」と思いこんで、「文化村ならわかる」とたかをくくって出かけていきました。

しかし、文化村の中に「ユーロスペース」なんてものはなく、あれっ?と思ってもう一度パンフレットの地図を見直しました。

すると、「bunkamura前交差点左折」と書いてあります。
「文化村前交差点」とは、文化村の前にある交差点だろうと思って見ると、その交差点の信号には「松濤郵便局前」と書いてあるではありませんか。



私は交差点名というのは、この信号に付いている名前だと思っていますので、ここは「松濤郵便局前交差点」だと思いました。すると、「文化村前交差点」というのは、もっと別のところにあるのかな?と思いました。



また、パンフレットの地図を見ると、その交差点の左前方の角には「渋谷シティホテル」というものがあります。しかし、現地では「SHIBUYA  HOTEL  EN」というホテルがあり、シティホテルではありませんでした。



この丸いデザインから“EN”とは“円”のことのようです。

地図を再確認してみると、東急百貨店が道路の右側に●で示されており、それから道路の線が伸びて、渋谷シティホテルの●の前を左折するように書いてあります。
実際の東急本店は交差点から交差点まで全部建物ですが、もし●の大きさが東急本店の大きさだとすれば、もっと進んだところを左折することになるでしょう。

それで、そのまま「松濤郵便局前」の交差点を越えて進んで行きました。
すると、道路が左にカーブしているので、地図とは違うように見えました。

しかし、「地図は簡略化されているので、カーブは描いていないのかも?」と思いました。そのあたりに「文化村○○」という名称の看板が多く、そこも文化村通りです。
「そうか、文化村って、東急本店のビルのbunkamuraに限らず、このあたりのことを“文化村”と言うのかな?」などと思いました。



そして、ずっと坂を上っていきました。

百日紅が咲いてきれいな街並みでした。松濤って、高級な地域だと噂に聞いたことがあります。おしゃれなお店もありました。



坂を上がり切る頃、右側に「DENSO」がありました。自動車に無くてはならない性能のよい部品を作っている会社です。この会社の部品は、世界中の有名自動車メーカーに採用されています。
へえ~、こんなところにあるのか。本社は愛知県、ここはサービス部門のようです。



つきあたったところに、高速道路の高架みたいなものが見えました。坂の途中から正面に見えていた大きなビルがシティホテルなのかと思っていたら、病院でした。確かに、シティというには、かなり街中から外れています。道路は高速道路でしょう。そんな道路は地図には描いてないので、絶対におかしいです。しかも、その交差点は「松濤2丁目」でした。



そこで、再び坂を下って戻ってきました。薄紫のサルスベリが満開できれいです。



元の位置に戻り、交差点名とホテル名を再確認すると、やはり地図とは名称が違いましたが、ここを曲がるとしか考えられません。↓



(あとで調べてわかったことですが、ホテルの名前が変わったようです。)

左折して進んだ道は、かなり人通りの多い路地で、坂を上って行きました。地図では道玄坂につながっているようなので、やはり位置的にはこのあたりです。

しかし、どんどん進んで行くと、今にも道玄坂に出てしまいそうで、結局ユーロスペースは見つかりませんでした。困ったなあ~と思っていると、なんと、前方に水色の制服に紺のベストを着た警察官が居るではありませんか。警察官はちょうど1人の若い男性に道を教えているところだったので、それが終わるのを待って聞いてみました。

すると、今来た道の途中にあるとのこと、全然気がつかずに通り過ぎてきたようです。実は、地図をよく見ていなくて、道の反対側を探しながら歩いてきました。

お巡りさんに教えられたとおりに下って行くと、左側に、やけに人の群がっているビルの入り口みたいなところがありました。確かに、坂を上がって来るときにも、人が多いなあと思った所でした。「KINOHAUS」と書いてあったのは見ました。そこが「ユーロスペース」だったのです。



入り口がどこにあるのか分かりにくかったですが、人が出入りしている右の方から入っていき、階段を見つけて、降りてくる人々の間を縫いながら3Fに上っていきました。やっと見つかった。

放送大学の学生証で「太陽の蓋」の入場券を買いました。一般は1800円です。学生は1400円で、一般料金の前売りと同じです。整理番号62番。時間には余裕を持って来たはずですが、結局夕飯を食べる暇もなく、開演10分前。ちょうど入場が始まっていて、ほどなく中に入れました。

渋谷っていつもゴタゴタしていて嫌いだと思っているのですが、このゴタゴタの良さのようなものを初めて感じました。
人々が思い思いの自分の関心のあるものを求めて楽しんだり、意義のある時を過ごせる街なのかもしれません。それぞれの文化を満喫できる街なのかもしれません。

ユーロスペース建物正面です。↓


“ユーロスペース”というのは3Fの映画館のことを言い、こじんまりとしたスペースで、いろいろな映画が上演されているようです。建物全体は、“KINOHAUS”といい、2Fでは落語などもやっているようです。1Fも何やら賑やかな催しをやっているようで、若者たちが集まっていました。3Fの「太陽の蓋」は比較的中高年が多いようでした。



渋谷の街は、夜は汚さが見えず、明るい電気の街になり、人々がたくさんいるので、人間のぬくもりがあるというか、寂しさを感じません。だからきっと若者が集まるのでしょうね。



↑文化村通りサルスベリ。(そういえば、“bunkamura”ができる前は「東急本店通り」と言ってましたね。)



↑渋谷駅付近










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映画“太陽の蓋”を見た

2016-07-17 01:23:19 | テレビドラマ・映画

渋谷のユーロスペースに映画「太陽の蓋」を見に行ってきました。

これは、東日本大震災で起きた福島原発事故直後の状況を描いたドラマです。
放射能漏れ、爆発を起こす原子力発電所にどう立ち向かうか、東電と官邸とのやり取り等を事実に基づいて再現しています。官邸に詰める新聞記者や原発で働く青年、それらの家族も描かれています。
明日17日も上映します。(10:20 13:00 15:40 18:30)

当時の状況について、再現ドラマのようなものをテレビ番組で放送したことがあるかもしれませんが、私は見ていませんでした。実際がどうだったのか、知りたいということもあり、このような映画が上映されることを知って、さっそく見に行きました。

福島原発事故から、すでに5年が過ぎていますが、事故は未だに収束していません。
みんな喉元過ぎれば忘れてしまいます。

この映画でわかったことは、官邸も原発の現場も、一生懸命だったということです。ただ、東電本店の対応には疑問を抱かずにはいられません。

現場は今でも一生懸命なのだと思います。

私たちが、原発事故のことを忘れて、電気をふんだんに使い、暢気に楽しく暮らしている今でも、原子炉の後始末や、汚染水の対策に追われているのでしょう。
それは、今後もずっと続いて行く。
私たちは、人任せにしているのです。

福島の避難区域の人々は、ずっと故郷に帰れません。

決して、あの原発事故を忘れてはいけないし、日本の未来も考えないといけません。
解決策は簡単には見つからないし、社会も政治もどっちに進んで良いかわからない。

でもとにかく、現実に起こっていることから、目をそむけてはいけないし、私たちは、もっと政治や社会の出来事に目を向けないと行けないと思いました。

今、日本がどっちを向いて進むのか、とても重要な時だと思います。

渋谷のユーロスペースという映画館に初めて行きましたが、こういう映画は小さな映画館で上映されるのですね。盛大に広告されるわけでもありません。
でも、こういうところでこそ、大切なことが伝えられようとしているのかもしれません。

私たちが、普通に自宅でテレビなどを点けて、目に入ってくる情報、一般の雑誌や新聞に書かれている物事からは、なかなかはっきりと見えてこない真実というのがあるのでしょう。

日本全国で上映されています。ぜひ見てください。


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