札幌で行きたいところは、時計台と旧道庁の本庁舎と大通公園と北海道大学であった。
北海道大学を見たあと、悪天候で台風のような天気になってしまい、急に身体が冷えてきて、夫と二人でとにかく地下へ逃げることにした。
それから、旧道庁の方に行ってみようということになったが、元々右も左もわからない上に、地下に入ってしまうと、さらにどっちに行ったらよいのかわからなくなってしまったのだった。
観光地図を見ると、道庁の入り口に「赤レンガテラス」という建物があったので、まずはそれを目指すことにした。
そこで、スマホの道案内を作動させたが、地下なので位置情報が取れないのか、周囲の景色を写せと言ってきたので、画面を周囲の店などに向けたりしてみたが、スマホは場所が認識できないと言い、結局のところ逆方向に進んでいた。
夫が、人間に聞くのが一番早いと言い出し、さらにはきれいなお姉さんに聞きたいと言って、地下道を行きかう人の中からきれいな人を呼びとめて道を聞くと親切に教えてくれた。
すると、あっちへ進んで行くと右側に入り口がありますと教えてくれた。
地下道というのは、どこの街でもわけがわからないもので、ちょうど新宿の地下街のようでもあり、そこは都庁に続く地下道のような雰囲気にも似ていると思った。
で、言われた場所に到着したので、そこから地上に出ればそこに「赤レンガテラス」という赤レンガの歴史的建物があるのだろうと思い込んでいた。
だが、なんかその「赤レンガテラス」というのは、地下から既に現代のビル構造になっていて、それはどう見ても赤レンガの建物とは関係ないものだった。
キツネにつままれた気分で地上に上がり、外に出て見ると、その現代のビルに「赤レンガテラス」と書いてあるではないか。
どこが「赤レンガなの?どこにもレンガなんかないよ」と思った。
だが、ふと見ると、足元がレンガでできているのだ。
そうか、赤レンガテラスって、地面が赤レンガってことなのか?
建物全体が赤レンガでできているテラスのある古い建造物かと思いこんでいたので、本当にびっくりした。
横浜の赤レンガ倉庫みたいなのがあると思い込んでしまっていたのだ。
赤レンガテラスは、足元が赤レンガだったが、もしかしたら赤レンガというのは旧道庁のことで、その建物を見ることができるから赤レンガテラスというのかもしれない。
(追記:テラスとは本来2階以上のことではなく、1階の地面よりちょっと高くなった部分のことを言うそうなので、やっぱり地面が赤レンガという意味のビル名らしい。でも、ガイドブックには5階に赤レンガ庁舎の見える展望テラスがあると書いてある。)
それで、肝心な道庁はというと・・・
なんか、改修中で赤レンガの建物部分は全然見えませんでした~~~~
ほんとうは、こういう建物があるらしいです。
残念でした~~~~~