山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

故郷の選挙状況

2023-04-11 23:43:13 | 日記2023

週末に帰省すると、たまたま静岡県の県議会議員選挙があった。

高齢の母は、急坂を登ったところにある投票所まで歩いて行くのが大変なので、投票には行かないと言っていた。近所の同年代(80~90代)の老人たちも同じ理由で棄権するそうである。

そうやってだんだんと社会の構造から離脱していく。

1人で歩いて行くのは辛いだろうから「散歩がてら一緒にゆっくり行ってみようよ」と前夜に言うと、じゃあそうしようかと行く気になった。

ところで、誰に投票するの?と聞くと、以前から県議会議員をやってる保守系の人に入れるそうだ。
以前は市から2人出ていたそうだが、今は定数が1人になっているそうで、候補者は2人しかいない。

もう1人の候補者は誰かと聞くと、知らない人だそうで、家の近所で演説をしていたがわけがわからないことをしゃべっているのを見かけたとのこと。まるで関心がないようである。

母の意識では、昔から地元で名が知れていて、長年議員をやっている人を選ぶのが無難であるらしい。
市長選挙などでも、「こんな人、よそから引っ越してきた人じゃないの」「女じゃないの」などと見下して除外するという偏見がすごい。
他所から引っ越して来たからって、この地を愛して、良くしようとしているからこそ立候補してるんじゃないのか。

母は、新参者には目もくれない。どんな人かも調べようとしない。

今回のもう一人の候補者はいったい誰なんだ?と調べるとちょっと変わった革新系の人であった。
後になって知ったことだが、対抗馬として立候補しなければ無投票で決まってしまうので、勝算が無いことがわかっていて立ったのだそうだ。地元出身で一旦東京に出たが、戻ってきた人で地元を活性化させたいそうだ。

母はいつも自民党の今の政策を非難しているのに、選挙になると、なぜか何も調べずに現状維持の人を選ぶのだ。それはまるで科学的根拠のないマスクを、いつまでもし続ける習慣のようなものである。

私とて、現職の人のことも新しい候補者のことも全然知らないのだが、新しい人に目を向けようともしない母にちょっと腹が立ったので、その人も捨てたもんじゃないんじゃないの?と言ってみた。

そうして、翌朝となったのだが、母はやっぱり投票に行くのはやめたという。投票しようと思っていた現職の候補者に特段の期待をかけているわけでもないし、どうせほっといても当選するだろうから、わざわざ急坂を登る意味がないと思ったらしい。

前夜からコタツの上に出しておいた投票用紙が、お茶か何かのシミだらけになっていた。汚れちゃってるよと言うと、こんなもんも使わないからもういいんだと言ってゴミ箱に捨てた。

そうして代わりに、投票所への坂とは別の坂の上にあるお店に買い物に行くことにしたのだった。

・・・

日曜日は全国各地で選挙が行われたが、その平均投票率は知事選が46.78%、県議選が41.85%だそうで、いずれも半数を下回った。

県議会議員の場合は、1人しか候補者が出ずに無投票で決まってしまった地域も多いのだそうだ。

私の故郷では、なんとか革新系の人が、負けを覚悟で立候補したので、選挙が行われた。
ところが、驚くことに投票率が31%というから驚くばかりだ。

どんだけ関心が薄いんだろうか?
まるでやる気のない市民である。

そういえば、マイナンバーカードの申請率も県で最低だとかいうし、ワクチンを打っていない老人も母を含め近所にごろごろいるし(それは結果として、国の魂胆に嵌っていないのかもしれないが)、国からの補助金も要らないらしい。

かといって裕福なわけではなく、街中はシャッター街になっており、学校は統廃合が急速に進み、子供は少なく、老人に対する医療はおざなりで、医者は治療をする意欲もなく・・・

昔からやる気のない適当な人間の暮らす地域だから、そんなところだろう。

・・・

県全体の各地域の当選結果を見てみたところ、なんとどこも自民党ばかりである。

それもそのはず、各選挙区からの当選者は1人のところが多いので、必ず保守系の人が入るみたいだ。

複数の当選者がいる選挙区でちらほら野党議員を見かけるくらいである。議会はつまらなそうである。

静岡県っていったいどんな県なんだろうと、自分の故郷ながら何もわからないのだが、この頃はyou tubeなどから情報を得るようになり、以前より少し関心を持つようになった。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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