5年くらいまえに算定された私の年金受取額は、老齢基礎年金が年間69万円、老齢厚生年金が年間13万円だった。
そして61才からは、この厚生年金約13万円をもらいながら、パートタイマーの仕事を続け、同額以上の厚生年金を払ってきた。
老齢基礎年金は満額の場合は78万円くらいだと聞いていたが、私には未払い期間があった。
それは、サラリーマンの妻である第3号被保険者というのができたのが昭和61(1986)年4月からであり、私が結婚のために仕事をやめた昭和57(1982)年4月から、第3号が設定される以前の昭和61(1986)年3月までの4年間が、年金未加入期間になっているからである。
老齢基礎年金は60才までしか払い込むことができないので、この空白を埋めることはできないため、65才からもらえる金額は69万円のままなのだと思っていた。
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ところが、それが増えていることが本日分かったのだ!
私は来年65才になり、基礎年金をもらう年になるのだが、いくらくらい年金がもらえるのか年金事務所で算出してもらった。
そうしたら、なぜか基礎年金が以前の算出金額よりも増えているし、厚生年金も倍以上に増えているのである。物価が上がった分もあるのかもしれないが、やはりあれから5年くらい働き続けているため、金額が増えたらしい。
その中に、差額加算というのが10万円もあったので、何かと思ったら、60歳以降に厚生年金に加入した部分は「老齢厚生年金」の「差額加算」として支給されるのだそうである。
つまり、確かに基礎年金という枠組みの中では、60才過ぎに追加して払うことができないし、受取額を増やすこともできないが、厚生年金を払えばその代わりとして差額加算(経過的加算)というのがもらえることがわかった。
そういえば、以前年金事務所に聞いたときに、厚生年金に入っていればそれだけ受取額が増えるとかなんとか聞いたことがあるのだが、このことだったのかと納得した。
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これまで、安月給で、かろうじて社会保険に入るようなパートタイマーを17年くらい続けてきたので、支給される年金も厚生年金を足したところで、基礎年金の満額程度にしかならないと思っていた。
でも、今回算出された金額では100万円を超えているので驚いた。
何も働かなくても死ぬまで年間100万円もらえるってすごくないですか!
(だって、無能なオバサンにとって、年間100万円を労働で得ることは簡単なことではないから。)
夫の年金は私より多いと思うので(これまで夫がもらっていた加給年金40万円は、私が65才になると減額されてしまうが)、夫婦の年金を合わせれば、質素に老後を暮らすくらいはできるのではないかと思う。
年金はありがたい。
やはり、地道に働いている者は報われるんだと思いたい。
あと、来年は年金+給料で結構収入がありそうなので、旅行にでも行きたいなと思う。