この頃、実家母と姉に関わってきて、いやな気分になることが多い。
この人たちは、なぜか私を貧乏だと思って蔑んでいるようなのだ。
それでなにかというと、飛鳥は貧乏だから・・・、家がないから・・・
というような会話をしているらしい。
いや、「らしい」ではなく、姉が「母がそう言っていた」などと告げ口をしてくるし、それを母に問いただすと「だって、あんたは家が無いじゃ」などと平気で言ってくるのである。
家がないから何なの? 自分の持ち家がなくてもずっと賃貸住宅に住んでいられるんだし、何が問題なの?
田舎の人はとにかく家を建てることに執着する。家があるのが当たり前なのだ。
普通に真面目に働けば自分の家が建てられる(買える)のは当たり前であって、家がないのはよほどの怠け者か愚か者だと思っている。
そりゃあ、都会だって自分の家があったほうがよいに決まっているが、一生支払っても払いきれないようなローンを組んで家を買うような重すぎる苦労はしたくない。(結局、一生ローンを払わなくてはならないか、それでも払いきれないほどの安月給の貧乏人ってことですが…。)
私も子供が小中学生の頃に、一戸建てを買おうかと探し回ったことがあったが、借地権の家や中古住宅しか想定できず、一戸建ては密集地ゆえ、ほぼ1階は日当たりが悪く、母に物件状況を言うとそんな日当たりの悪い家は買わないほうがよい・・・などとダメだしされた。
結局のところ、母の意見で住宅を買わなかったというわけではなく、夫が現実的に見て多額のローンを組んでまで家を買うというリスクを避けたわけで、夫はもともと家を買う気はなかった。そして、結果としてそれでよかったと思っている。
だが、母や姉の目からは「家の無い貧乏人」というレッテルがはられているのだ。
そして、何かというと「家がないから」「貧乏だから」という偏見で、様々な判断がされ「子どもに老後の面倒を見てもらおうなんて考えてるんじゃどうしようもないら」なんてうちの夫の悪口を言う。
はっ?どこから子どもに老後の面倒を見てもらおうと思ってるなんて発想がおきるの?
そんなつもりもないし、実際子供に援助してもらわなくても老後はちゃんと自分たちで暮らしていけるよ。
家がないというだけで「貧乏だから老後は子どもに面倒を見てもらうつもりずら」などと思い込んでいるらしいのだ。
いいかげんにしてくれ。
書きたいことは実はもっと他にあるのだが、この辺にしておく。
バカにするのもいいかげんにしてもらいたい。
経済を活性化するのに、持ち家を推進するのは最適というのが、日本の政府方針ですよね
確かに、住宅には、水回りの様々な産業、照明、カーテン、雑多な業種の製品が、たくさん購入されるわけで、経済がうまく回ってる時には、いいでしょうけど。
昔、バブル崩壊した時に、一年とか二年とかあっという間に住宅金利がどんどん変わっていって、それにいち早く気づいた人は、借り換えローンとかして、返済額を減らすとかできたけど、気づくのに遅れた人は、自宅の評価額が買った時の2分の1とか、3分の1とか、それ以下になっていて、もう借り換えとかも出来なくて、馬鹿みたいに高いローンを延々と払い続けてた
そうやって懸命に払い続けても、郊外の果ての先にあるような家は、買った時の10分の1の評価もされなくなっているのに
ずいぶん前の新聞記事に、そういう家の子どもが社会人になって、親の収入がローンに消えてしまうので、自分の少ない収入が一家の生活費になっているという実情を語る記事を読んで、恐ろしかったです
きっと、そういう人は多いのだろうけど、あまり表ざたにはされない。だから、私も知らなかった。
都会で、持ち家を買うというのは、それが当たり前に出来る時代とか、お金に余裕のある人たちとかで、現在、金利が上がっていくようですから、よくよく考えた方がいいですよね
もしそのころローンを組んで買っていたとすると、子供たちが就職してから家にお金を入れてくれればローンが早く返済できるか、あるいは夫の退職金で支払うと言うことになったと思います。
結局、団地があまりに狭小集合住宅で、子供たちは18才から近所のアパートで一人暮らしという珍しい形態をとり、社会人になってからは完全自活しました。家を建てて実家住まいのほうがよかったのだろうか。
あの頃は本当にバブル期で金利も高かったです。家を建ててたらすっからかんか、必死に働き続けたかもしれません。