これは、出会いとは言えないのかも知れない。「後でわかった」ことである。
同窓会会場には意外と早く着いてしまったのだが、そのとき、見たこともないような男性が一人到着していた。そのほかにも数人、同窓生がいたわけだが、その人たちの話では、その男性は高校時代から全然変わっていないそうである。
確かに、太ってもいないし、禿げてもいないから、若い頃と様相が変わってはいないだろうと思える。にもかかわらず見覚えがないとすれば、それはもともと知らない人だということである。
その人も、自営業のおっさん風ではなく、会社員風であり、なんとなく目が留まる状況だった。しかし、なんらとっかかりもないので、名前くらいは確認したものの、それで終わっていた。
そして、そのまま帰宅したわけだが、それからしばらくして、「あれっ?待てよ」と思った。もしかして、中学のときのあの人でしょうか???
私は女子体操部だったのだが、体育館の中で、その横に並んで活動していた男子体操部の中に、たしかに、そんな名前で、そんな顔をした男子がいたようなのだ。
しかし、私はその男子が同じ高校に行ったことさえ知らなかった。いや、確かにその人なのである。
そして、自宅にあった数年前の同窓会会員名簿を開いてみると、なななななんと、その人の勤め先が書いてあったのだが、それが、私が勤めている会社と深い関連のある会社だった。私はその関係の書類のチェックなどもよくしているし、仕事でその人の会社のホームページの内容まで定期的に確認しているのである。そして、私の会社からは社員たちが頻繁にその人の勤めるところに出張に行っているのだった。
私の職場の人は、その人を知っている可能性が高いわけだった。
にもかかわらず、同窓会の時点では、何の接点も無く、まったく知らない同窓生だと思っていたのだった。
そのひとは、理系のクラスだったので、私は高校でその人を見かけたこともあまりなかったのだと思う。
過去の名簿を見てみると、今のように個人情報がどうのこうのとうるさくない時代であり、出身大学から勤め先まで載っているのである。そのひとは理系の大学に進み、電気系の会社に就職し、その会社が、私が勤めている会社と関連しているというわけだった。
これが、会場でわかっていれば、いろいろ話ができたのにな~と思う。
私がその人を知らない人だと思ったくらいなので、そっちも同じように思っているだろう。
もし、次回の同窓会で会ったら、聞いてみようかな。
同窓会会場には意外と早く着いてしまったのだが、そのとき、見たこともないような男性が一人到着していた。そのほかにも数人、同窓生がいたわけだが、その人たちの話では、その男性は高校時代から全然変わっていないそうである。
確かに、太ってもいないし、禿げてもいないから、若い頃と様相が変わってはいないだろうと思える。にもかかわらず見覚えがないとすれば、それはもともと知らない人だということである。
その人も、自営業のおっさん風ではなく、会社員風であり、なんとなく目が留まる状況だった。しかし、なんらとっかかりもないので、名前くらいは確認したものの、それで終わっていた。
そして、そのまま帰宅したわけだが、それからしばらくして、「あれっ?待てよ」と思った。もしかして、中学のときのあの人でしょうか???
私は女子体操部だったのだが、体育館の中で、その横に並んで活動していた男子体操部の中に、たしかに、そんな名前で、そんな顔をした男子がいたようなのだ。
しかし、私はその男子が同じ高校に行ったことさえ知らなかった。いや、確かにその人なのである。
そして、自宅にあった数年前の同窓会会員名簿を開いてみると、なななななんと、その人の勤め先が書いてあったのだが、それが、私が勤めている会社と深い関連のある会社だった。私はその関係の書類のチェックなどもよくしているし、仕事でその人の会社のホームページの内容まで定期的に確認しているのである。そして、私の会社からは社員たちが頻繁にその人の勤めるところに出張に行っているのだった。
私の職場の人は、その人を知っている可能性が高いわけだった。
にもかかわらず、同窓会の時点では、何の接点も無く、まったく知らない同窓生だと思っていたのだった。
そのひとは、理系のクラスだったので、私は高校でその人を見かけたこともあまりなかったのだと思う。
過去の名簿を見てみると、今のように個人情報がどうのこうのとうるさくない時代であり、出身大学から勤め先まで載っているのである。そのひとは理系の大学に進み、電気系の会社に就職し、その会社が、私が勤めている会社と関連しているというわけだった。
これが、会場でわかっていれば、いろいろ話ができたのにな~と思う。
私がその人を知らない人だと思ったくらいなので、そっちも同じように思っているだろう。
もし、次回の同窓会で会ったら、聞いてみようかな。