写真は心を動かされて撮るものです。さほど感動もしていないのに、写真技術を駆使し、あれこれ考えながら撮っても、所詮作られた写真に過ぎません。
はっと心が動かされて思わずカメラを向けたほうが、かえって印象的で良い写真が撮れたりします。
さて、先日の
Towers Lights 2008の写真は、どちらかというと冷めた目で見ています。
ワクワクしながら撮影していないのです。
雑踏の中のイルミネーションより、静寂の星空の方が好きだからでしょうか、
つまらないわけではないのですが、どこをどう捉えようと観察しながら歩いているのです。こんな気持ちで撮っていてはいけないなと感じていました。
さてさて、皆さんの目には私の心がどう映るのでしょうか。
一方で、付かず離れずという考えもあります。
例えば、祭りが好きで祭りの写真を撮るとしましょう。
みこしを担いでいては、祭りの写真は撮れません。
しかし、あまり冷静に観察していると祭りの楽しさは撮れません。
祭りに感動しつつ、どこかに冷静な目を持って臨む。
どこでバランスを取るか、難しいですね。
写真:α9 80-200㎜F2.8(200㎜) Aモード f8 1.5秒+0.5EV RAP 三脚使用 於駒ヶ根、夜明け前残月