**撮影日 2014年9月13日**
湯殿山参籠所で食事を済ませ、湯殿山神社本宮へ向かいました。
本宮までは、上りの舗装道路をひたすら歩くことになります。
約20分間の道のりですが、山門手前の駐車場から、定期的にバスが運行されています。(片道・往復:有料)
折角の自然を満喫したいため、私はこの山門をくぐり、歩いて本宮へ向かうことにしました。
「湯殿山」山麓は、かつて「即身仏」という修行のかたちを求めた所以の場所でもあります。
「玉姫稲荷神社」。
山門をくぐってみます。
さあ、本宮へ向かいましょう。
自然が溢れ、空気が澄んでいます。
歩いていると、本宮行きのバスが何度もピストン運行しています。
歩き続けるにつけ、次第に紅葉が見られるようになってきました。
「大18代龍神」「猫供養塚」
「湯殿山 山婆」
見渡せば、連なる山なみの荘厳な美しさが感動的です。
山々の美しさと、その手つかずの自然にうっとりとしながら、 20分程度で本宮入口に到着しました。
車で上ってきた道、歩いてきた道をふと振り返ってみると、なるほど山深いですね~。
湯殿山は信仰の山です。
古来より、湯殿山神社とその周辺の詳細については、「語るなかれ、聞くなかれ」とされてきました。
よってここから先は、撮影禁止となります。
そのため、画像ではお伝えできまないのが残念ですが、是非、ご自身の心の目で本宮を見ていただくことをお勧めします。
私はご神体を目の当たりにすることができ、今までに味わったことがないほど感動しました。
その時間だけ、子供心に還るというか、癒されるというか・・・そしてその時間は、摩訶不思議なものでした。
最初のサプライズは、参拝の前に裸足は必須で、それから軽いお祓いを受け、人形を水に流し、それからご神体を拝むこと。
次のサプライズは、裸足で向かった先には、社殿も拝殿もないこと。
最後のサプライズは、冷えた足をあたためる温泉の足湯があること。
ご先祖様供養の場所もあり、山岳信仰ならではの、私が今までに経験したことがない作法でしたが、お祈りしてとても良かったと思っています。
ご朱印もいただくことができました。(有料:見開きページ使用)
撮影禁止エリアにつきましては、後で知ったのですが、残念ながら昨今は情報化時代のためか、画像が公開されているサイトもありました。
事前に見て(知って)しまったら、現地に赴いて得られる感覚が「感動」ではなく「確認」に変わるかもしれませんね~。
さあ、帰りも徒歩で下山しながら、経験の余韻を楽しみたいと思います。
少しお腹がすいたので、玉こんにゃくを購入。
お茶のサービスもありました。
この温かいお茶、とても美味しかったです♪
ご馳走さまでした~。