以前訪店した天ぷらの美味しい「つくも」さん。
たまたまなのか私が訪店すると、いつも臨時休業日にあたってしまいます。
その日は営業時間前後に電話をかけてみましたが、出ていただけないようなので、「運試し」と割り切り、再訪してみました。
え?暖簾出てるよね?
けど車、1台だけ??
まさか・・・ね?
入口に掲げられたメニューボードを見ると、なるほど、昼のメニューは2100円~になっておりました。(以前より値上げされた模様です)
店内に入ると、親方の傍のカウンター席に案内されました。
テーブル席もありますが、こちらのお店はカウンターで頂く、揚げたての天婦羅をウリにしているお店なので、カウンターがGOOD!です。
まずは香りの良い、あたたかい蕎麦茶でおもてなしされました。
オーダーすると、親方が手際よく「エビ足のから揚げ」を出して下さいます。
サクッと、油を感じないほど軽いテイストは、まるで海老せんべいのごとく、しっかりした甘味があって、始まりにふさわしい一品です。
次に、ズッキーニとか海老天、鱚などが程よいタイミングで、卓上の皿に揚げたてが提供され、その都度、ハーブ塩、カレー塩、生レモン、天つゆなどの3種類のタレとのお勧めの頂き方が説明されます。
メインディシュの天婦羅の前に、板蕎麦が来てしまいました~。
蕎麦は蕎麦で集中して味わいたい私は、次のメインの天婦羅を控え、ちょっと戸惑います。
蕎麦の汁は、一見さらりとした感じですが、カエシも十分で、旨みも感じます。
細麺の蕎麦の凹凸に、そのカエシが乗っかってきて、ツルリと蕎麦が滑ってきます。
この時期の蕎麦(夏)にしては、旨味もあって美味でした。
きっと温度管理していらっしゃるのでしょうね。
けど、細麺だけにのびやすいみたいですね。
キュキュッと、麺を締めすぎると、蕎麦の甘味が感じられなくなってしまうし、このさじ加減は店主の好みだと思います。
メインの鱧。
脂の乗った腹のあたりは、ふわふわと美味でしたが。尾のほうは若干の臭みを感じました。
鱧は、関西圏が主流ですが、山形でチャレンジする心意気は素敵だと思います。
メインの牡蠣は、殻に乗っかって盛付けされて出てきました。
牡蠣の大きさによって、揚げ時間も違うから、大きい身のほうは良かったけれど、ちょっと小さい身のほうは、微妙に固かったです。
牡蠣は、本当に難しいですね。
〆は、濃厚な蕎麦湯と、蕎麦粉のデザート。
■つくも
住所 山形県山形市成沢西1丁目1-23
営業時間 11:30~15:00(14:30入店)/17:30~20:30(入店)