今週の音楽療法の終了時に来週のリクエストとして、シューベルトのアヴェ・マリアが来ました。依頼者は先週バッハ・グノーのアヴェ・マリアをリクエストしてくださった方です。早速、手持ちの譜面の中を探してみると、CとBの2種類の編曲が見つかり両方吹いてみましたら、簡単なのはC、好きなのはB、患者さんの負担度はあまり変わりないと思うのでBで行くことにしました。これまでにバッハ・グノーは何度か演奏してきたのに、シューベルトは意外にも初めてで、しかも何となく聴いたことがあるだけでした。ちゃんと対峙してみると素晴らしい。音形に言葉を感じます(ドイツ語知らないくせに)。自然に感情移入しやすいので少し押さえることを意識したい。それになんと言っても療法なので心や身体が辛いとき、自分ならどう聞こえたいかを常に考えながら演奏したい。
素晴らしい楽曲に出会わせてくれて感謝、感謝。