プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

慶元秀章

2014-06-01 21:17:12 | 日記
慶元秀章選手

・大学時代「近畿大」は強打で鳴らした選手。入団発表の日に「即戦力のつもりです」と言ってのけるほどの根性は頼もしかった。しかし、いざプロ入りしてみると野球センスは、いいものがあるが、やや非力なところが目につく。パンチ力をつける事が今後の課題だろう。守備には定評があり、強肩を生かした深く広い守備範囲を誇っている。

ファーム成績
1981年・46試合・打率293・本塁打1・打点12
1982年・10試合・打率219・本塁打1・打点4
1983年・14試合・打率381・本塁打0・打点5

1978年
・本拠地で日ハムに連敗してAクラス転落への瀬戸際に立たされた後期12回戦。高橋直で連勝をもくろむ日ハムの前に、得意の右打ちをひっ堤げて立ちはだかったのは、新人の慶元だった。初打席で外角球を待って見事に右前痛打したのに続き、6回には逆転の中前適時打、さらに延長11回は、伊原の中前打に続く左前安打を叩いて、サヨナラ勝ちのおゼン立てをした。「昼間の二軍戦では右翼打ちがどうしても成功しなかったんですが、本番でこうもうまくいくなんて・・」と慶元。相手はエース投手、打てなくてもともと・・こう腹をくくり挑んだのがよかったようだ。頼もしいルーキーが現れたものである。
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宮本和佳

2014-06-01 10:37:31 | 日記
フォーム・・・記載なし 球種・・・ストレート、カーブ、シュート。

1959年

大洋はプロ入り以来はじめて完投した宮本の好投と、今期セ・リーグ二度目の全員安打で巨人の9連勝をはばんだ。二年生の宮本はカーブを主に低めによくコントロールした好投で勝因を築いたが、勝敗の分かれ目は四回裏の攻防にあったといっていいだろう。

大洋は一回無死で麻生の2点本塁打を含む3連打と四球で巽を簡単にKO、代わった高屋にも島田幸が一、二塁間を破って一挙に逆転、四回にも長短3安打を集め3点をあげリードした。国鉄は一回佐藤四球を選び、、土居のバント、岩下の二ゴロで三進、箱田の三遊間安打で1点を先取したが、このあたりもっと慎重に宮本を攻めるべきだったろう。これ以後の国鉄は立ち直った宮本の外角速球、内角シュートを打ちあぐみ、七回町田の左翼場外本塁打、最終回2安打と犠飛で各一点を追加しただけに終わり、攻守ともに精彩を欠いていた。
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森光正吉

2014-06-01 10:06:46 | 日記
フォーム・・・アンダースロー 球種・・・シュート

1963年 プロ入り初勝利

吉田の3点ホームランで阪神は逆転勝ちを収めた。七回二死後阪神は山本哲と代打西山が渋谷から連続四球を奪って打席を吉田にまわした。吉田は1-1から内角にはいる速球を高々と打ち上げた。それが幸運な春風にのって左翼フェンスいっぱいにはいった。阪神は四回ヤシックのカンの悪い守備で無死満塁のピンチに立ちホンマが白野に打たれて1点を失うはめになったが、ここでリリーフした森光が切れのよいシュートで後続三者を凡退させ、失点を最少におさえておいたのが大きくきいた。森光はプロ入り以来五年目の初白星。

・・・プロ入り初の1勝をマークした森光投手は三十四年高知商から阪神にはいり、公式戦初出場が三十六年九月二十八日の対中日戦。その後二軍生活を送り、ことし4試合目でやっと片目をあけた。つまりプロ入り五年間で公式戦五試合目で白星。「お恥ずかしい話ですが、ほんとうにうれしいです。ことしは五年目だし、なんとか自分のプロ生活に区切りをつけたいと考えていたんです。きょうはストレートばかりだったが、ホップしていました・・・」森光の言葉ははずんでいた。
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牧勝彦

2014-06-01 09:58:35 | 日記
フォーム・・・記載なし 球種・・・スライダー、ドロップ

1961年 プロ入り初勝利

二十六日からの五連戦にわずか1勝で中日ナインはすっかり気落ちした表情。いつもは勝っても負けても笑顔をくずさぬ中日濃人監督もさすがに厳しい顔つき。報道陣に何を聞かれても右手を振るだけ一切ノー・コメント。これに対しプロ入り初勝利を飾った阪神の牧はよろこびを押えきれぬように「スライダーでカウントをとり、ドロップで勝負したらおもしろいようによくきまった」とホオを紅潮させてフラッシュを浴びていた。
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北角富士雄

2014-06-01 09:47:36 | 日記
フォーム・・・スリークォーター 球種・・ストレート、スライダー、シュート。

1965年 東邦高校時代

かつては打力の東邦という名を売ったが、ことしは守りの東邦ー。チームのかなめは北角投手。外角スライダー、内角のシュートなど球威、制球力ともすばらしい。打っては五番で316の打率、シュアなバッティングで予選でも適時打をよく飛ばした。

氷見高校戦

東邦が大黒柱の北角の投打にわたる活躍で一方的に氷見を破った。北角は後半やや疲れをみせたようだが、前半のピッチングはすばらしかった。スリークォーターから外角へビシビシと速球、スライダーをきめて毎回三振を奪い、氷見にまったくつけ込むスキを与えなかった。打っても4安打をマーク、とくに七回の一死満塁に打った走者一掃の右翼線三塁打がよくきき、大量得点のきっかけとなった。
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斉藤芳明

2014-06-01 09:30:41 | 日記
1965年

鹿沼農商

地区大会でいつも候補にあげられながら敗退してきたが、ことしはついに望みを果した。それだけに意気ごみはすごい。長身(1㍍77)から投げおろす斎藤芳の速球はスピードがある。大きく落ちるドロップもきめダマのひとつ。打線は上位がよく打ち、鈴木、豊田の四、五番は一発長打を秘めている。三遊間、外野の守りも堅く、また捕手の落合は、強肩でなかなか二盗させないので定評がある。
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辻野欣也

2014-06-01 09:24:16 | 日記
・・・・辻野欣也投手

1960年 高校時代

一・八八㍍の長身辻野投手は豪速球にフォークボールをまじえ相手打者をほんろうするが、内外野のエラーで大きくくずれるなど精神面に弱いところがある。

1965年
プロ入り初勝利

・きょうはごつい新兵器やで・・と試合前の東京ベンチ。その新兵器は身長1㍍88の巨漢だ。プロにはいってから九試合目の出場で先発は二度目。前半を好投した彼について本堂監督は「睡眠不足のうえに食事も取っていないのによく投げた」とべたほめ。試合を終わって小山、皆川両投手がばったり顔を合わせた。「鬼の首を取ったような気持ちや」との小山の言葉に、皆川はただ苦笑い。

・・・「試合前にメシを食っていないので五回でへばってしまった。完投なんてとんでもない」と東京・辻野はとぼけた返答で周囲を笑わせる。「初勝利もピンとこない」そうだ。プロ五年生ともなると話しぶりも落ち着いている。
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