プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

高山勲・羽場勇二・辻善之

2014-06-10 21:39:19 | 日記
1966年

整理線上の選手にはまったくいやなオフがやってきた。大洋でも先に高山、羽場、辻の自由契約を発表した。三選手とも首をうなだれて毎日暗い生活を送っているが、高山はこのほど東京のテストを受けることになった。高山はオーバーハンドの本格派で球速もあり、まだまだ伸びる余地のある投手。同投手は、「まだプロで働ける自信はある。テストを受けてパスすれば、一から出直してがんばります」と大変な意気込みだ。羽場捕手は上背こそないが、どっしりした体格の持主。ひところチーム内では角界入りも噂されたが、年齢の問題でオジャンになったようだ。羽場はサラリーマンに転身するようだ。辻は将来を嘱望された技巧派投手で、今シーズンは一軍のマウンドを踏んだこともあった。大洋ナインは「三人とも人間的にはいいやつだ。バッティング・ピッチャーで苦労してくれたのだから送別会は盛大にやってやろう」といっている。
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西脇興司

2014-06-10 21:05:54 | 日記
1966年

だれがつけたかわからないが、西鉄の西脇のニックネームがおばQ。ナインは若生だというが、当の若生は、「とんでもない。オープン戦で巨人の連中がいいはじめたんだ」と、とぼけている。それはともかく、この色の黒い、くちびるの部厚いオバQはオープン戦で大暴れ。公式戦にはいっても貴重な戦力と期待されている。大阪経済大学からテスト生で西鉄入りして五年目。初任給一万五千円で仕送りを受けていたそうだから下積みの苦労は十分である。一番打者の有力候補にのし上がった。おばQは犬に弱いが、逃げ足も早い。西鉄の学士さま、おばQもチームで一、二を争う俊足の持ち主。このおばQが得意の足でペナント争いをかき回したら、開幕早々から西鉄も一気に飛び出せるはず・・・。中西監督も、おばQにかける・・。
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石床幹雄

2014-06-10 20:07:27 | 日記
1965年

阪神入り第一号。タイガースが中央球界では無名だった石床をリストの第一位にランクしたその裏には、天性のバネと無限のスピードボールに魅せられたのに他ならない。小豆島のイモとバカにされた土庄高は、石床の活躍で四国球界でも恐れられる存在になった。カーブの甘さはあるが、速球とナチュラル・シュートは抜群。足腰を鍛えてコントロールをつけることが課題といいながら、下宿先から五分程の鹿島海岸でランニング、柔軟体操とみっちり汗を流している。小豆島が生んだ豪腕石床。島民10万の期待を一身に集めて、第二の村山目指してトレーニングに励んでいる。
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