1964年
千葉県東金商高の溝口憲雄投手(16)=1㍍80、70㌔、右投右打=の阪神入りが決定した。同投手は二年生ながら恵まれた素質と速球は喧嘩随一といわれ、早くから阪神、国鉄から注目されていた。今夏の予選では準々決勝で木更津高に惜敗したが、房総農高戦では15打者から11三振を奪った右の本格派。プロ入りについてはまだ二年生であることから学校側は極力卒業まで待つように説得したが、同投手の家族が阪神佐川スカウトの熱心な勧めに動かされ、五日には退部届けを提出、阪神入りとなったもの。なお正式発表は近日中に行われる。
三橋・東金商監督の話 監督ではあるが教師という立場から考えて中退は本人のためによくないととめたのだが、家庭の方がどうしてもということなので退学届けを受理した。私としてはまだ二年生だけに残念だ。しかし溝口君は予選では四割の高打率をマーク、打者としても非凡なものを持っている。やる以上は立派なプレヤ―になってほしい。
千葉県東金商高の溝口憲雄投手(16)=1㍍80、70㌔、右投右打=の阪神入りが決定した。同投手は二年生ながら恵まれた素質と速球は喧嘩随一といわれ、早くから阪神、国鉄から注目されていた。今夏の予選では準々決勝で木更津高に惜敗したが、房総農高戦では15打者から11三振を奪った右の本格派。プロ入りについてはまだ二年生であることから学校側は極力卒業まで待つように説得したが、同投手の家族が阪神佐川スカウトの熱心な勧めに動かされ、五日には退部届けを提出、阪神入りとなったもの。なお正式発表は近日中に行われる。
三橋・東金商監督の話 監督ではあるが教師という立場から考えて中退は本人のためによくないととめたのだが、家庭の方がどうしてもということなので退学届けを受理した。私としてはまだ二年生だけに残念だ。しかし溝口君は予選では四割の高打率をマーク、打者としても非凡なものを持っている。やる以上は立派なプレヤ―になってほしい。