援助交際

2001年04月09日 | Weblog

文春文庫の「援助交際」黒沼克史著を読了して、
私は、深いため息をこころの中でついた。
人間てやつは哀しいな。

「人に迷惑かけなければ何やってもいいじゃん」
「バレなければいいじゃん」
とうそぶく女子中高生。
彼女たちを、単なる手軽な性の“おもちゃ”として買う男。
(教師や警察などの公務員が多いそうです)
娘の行動に無頓着な親。
体裁を繕う学校という組織で働く教師たち。

こんな単純な表現では、「援助交際」という事実は語れない。
もっと複雑な人間の想いが交錯していると思う。

ちびでデブで女性と話しもできない青年の援助交際。
60過ぎで、援助交際によって生きるよろこびを知る老人。
ああ…、人間って、やんなっちゃうな。
私だって…、性欲のかたまりだ。

ずーっと前、テレビのインタビューに女子高生が、
「今どき、援助交際なんてはやらないよ。ダサイよね」
といっていた。
いろいろな法規制ができて、
業者も東京ではやりにくくなったようです。
でも、それなりにはやられているんじゃないかな。

私がいえることはひとつ、
「自分の人生を愛せ」です。

コメント
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