女房の未来

2001年04月25日 | 家族

今日なんかは、
「小泉内閣あす発足」なんていう標題で書けば、
「おっ、九想も世の中考えてる」
てなことをここを読んでる方々に思われるのでしょうが、
すみません、またまた、内輪のことをせこく書いてしまいます。

何を隠そう、
今日は女房の記念すべき、株式会社**の退職の日です。
「それがどうした」という声が聞こえてきそうですが、
あえておれは、ひるまず書きます。

昨夜、フラメンコの練習から11時過ぎ帰ってきた女房は、
「今日、この前の公演のビデオをもらってきたの」
と帰る早々おれにいった。
シャワーを浴びて、女房はさっそくビデオをセットした。

おれが、明るい気持ちで九想話を書いていると、
彼女は、落ち込んだ声で、
「みんな、今年はうまくなった。といっていたけど、
 へたじゃない。こんなんじゃだめだよ」
とうめいた。
「だめだ、だめだ、これじゃだめだよ」
とビデオを観ながら自分を責めてる。
「よかったよ。おれは今回観ていて、
 うまくなったと、しみじみ思ったよ」
「あ~あ、こんなんじゃだめだ。
ぜ~んぜん、うまくなってない」
むきになって、女房がいった。

今日の夕方、公団の駐車場に着いて、女房にメールをうった。
「長い間、お疲れさま。
 明るい未来とフラメンコに燃えて生きてくれ」
その後、おれは整形外科にいった。
整形外科を出て、ポケットのケータイを見ると、
着信あり、になっていた。
「なんだか、やめたって感じがしないんだなあ。
 明日もいきそう。頑張らなくては」
と書いてあった。
あいつらしい。

今朝、おれが、
「今日で会社最後だね。どんな気持ち?」
と訊くと、
「私、今日会社辞めることより、
 昨日観たビデオでの自分の下手くそさで落ち込んでいて、
 今日で会社終わりなんだ、なんていう気持ちないのよね」
という。
女房の未来は、明るいゾー。

暗い未来の九想

コメント
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