日曜、朝9時からテレビ朝日でやっている
「題名のない音楽会」(関東地方だけかな?)
今日は、「ハネケンの目からウロコ」という題で、
羽田健太郎が、
ピアノという楽器のいろいろな話をしてくれた。
「ピアノは小さなオーケストラ」といわれることを、
ムソルグスキーの「展覧会の絵」という曲を使って、
教えてくれた。
原曲はピアノ曲だった「展覧会の絵」。
どちらかというと、オーケストラで演奏されたほうが、
人には知られていると思う。
ラベルの編曲のものが有名だ。
私は今日、はじめて知りましたが、
多くの人が編曲しているという。
ストコフスキーが編曲したものを聴いた。
最初の出だしのところ、
ラベルは管楽器を使っている。
ストコフスキーは弦楽器だった。
ラベルを聴き続けてきた私にとって、
あのトランペットの出だしのメロディは、
「展覧会の絵」そのものです。
しかし、今日聴いた弦楽器によるアレンジも、
なかなか深みがあってよかった。
私がクラシックを聴きはじめたのは、
高校生の頃です。
ブラスバンドで演奏した曲にも、
クラシックをアレンジしたものが沢山あった。
そういうことから、クラシックを聴くようになった。
といっても家にはステレオはなく、ほとんどが、
一緒にブラスバンドをやっている友人の家でだった。
あの頃、1週間に1、2度友人の家に泊まりに行き、
クラシックを聴いた。
当然、ジャズ、ラテン、ポピュラーも聴きましたが…。
「展覧会の絵」を聴いていて、
初めて聴いた高校生の頃を思い出した。
新入生のアルトサックスを吹く女の子に、
「部長好きです。付き合って下さい」
といわれたことを友人たちに話すとき、
流れていたっけ。
その子に振られたことを話したときには、
どうだったかな。
そのときにも「展覧会の絵」のレコードをかけていた、
なんて書くと、九想話は“つくりすぎ”と
思われてしまうな。
まッ、こまかいことはいいとして、(ヨクナイ)
あの頃、よく聴いていたということは間違いない。
番組の最後は、「キエフの大門」を
ピアノヴァージョンとオーケストラヴァージョンを
平行して演奏した。
オーケストラは、東京シティフィル。
15年ほど前、
私が所沢に来る前にいた富士見市の市民吹奏楽団の
指導をしてくれていた人は、
東京シティフィルのチューバ奏者だった。
テレビ画面に映るチューバ奏者を必死に見たが、
その人ではなかったようだ。
今は、どこかのオーケストラに移ってしまったのだろう。
あの頃、ジャズバンドにも参加していて、
市吹の連中とライブを聴きに行ったこともあった。
いろんなことを思い出させてくれた30分でした。