所沢の市場

2002年01月20日 | 会社・仕事関係

土曜日に、所沢地方総合卸売市場に行った。
楽家でいつも一緒になるTさんが働いていて、
先週飲んでるときに、
「一度、来てよ。仕事手伝って」
なんていわれていた。

私は、過去に生協で販売の仕事をしていたので、
ものを売る商売に興味がある。
市場とはどんなところか見てみたかった。

市場は、
関越高速道路の所沢インターチェンジの近くにあった。
行ってみてびっくりした。
建物が大きくて、駐車場も広かった。
大雑把だが、建物は100メートルはあった。
その半分ぐらいにお店があり、
残りはだだっ広い空間になっていて、
いろいろな野菜やみかんの箱が積んであった。
フォークリフトが忙しく動き回っていた。
ここに集まった野菜などが、
所沢近辺のスーパーや八百屋に並ぶという。

Tさんの店は、野菜が主な商品だ。
加工食品も置いてあった。
所沢周辺の食品を扱う店や居酒屋などの業者が
お客さんだ。
土曜日には、一般の人も買いに来る。
なにしろ安い値段で売っている。

10時半頃に私が行くと、
「今頃来たの。もうほとんど終わっちゃったよ」
という。
私は、ちょっと失敗したなと思った。
なにしろ八王子のほうから朝帰りしたので、
その時間になってしまった。
そのことはTさんにいわなかった。
いいわけにしかならない。
しかし、
ぽっと行ってそこの商品を売るのは出来ないな、
と思った。
なにしろいろんなものがある。
値段が頭に入ってないと出来ない。
かえって迷惑かけてしまうだろう。

私は、仕入れてきた商品の搬入を手伝った。
11時過ぎ、店をそろそろ片づけているときに、
新所沢駅前のある居酒屋の経営者が来た。
ネギや里芋やその他の野菜を買っていった。
そのやりとりを聞いていても、
むずかしいと思った。
でも、商売って面白い。

Tさんは、昨年の9月に福祉関係の職場を辞めた。
そこの上の人と意見が合わなくて辞めたらしい。
今年の4月から自分で福祉の施設を作る。
それまでのつなぎとして市場で働いていた。
短期間によく市場の仕事をマスターしたな、
と感心する。
いつも楽家では、笑顔を振りまいてるのに、
市場でのTさんの表情は、きびしかった。
かっこよかった。

コメント
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