徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

荷物

2008-11-13 05:25:09 | Weblog
9月末に両親宛にPaeckchen(小さい小包)を送った。2kgまでは日本までは航空便なら24ユーロくらい、普通便ならその半額くらいで送れる。普通便なら何日くらいかかるのか聞いてみた。

10日から2週間くらい

という回答だったので、『それなら安いほうが』と思い、普通便にした。航空便だったら早ければ5日もしないうちに届く。荷物は郵便受けに届けられるらしい(友人談)。送ってから2週間たっても

まだ届かない

と連絡があった。その後、3週間たっても届かず、そうこうしているうちに1ヶ月が経った。
Paeckchenは安く送れるサービスのため、追跡調査はできないので、荷物がどういう状況にあるのか、見当もつかないし、それは郵便局の人も同じ。郵便局に聞きに行ってもどうせ、『私のせいじゃない』とか、『ドイツ語で話してもらわないと話にならない』とか言われるだろうと思い、黙ってあきらめようかとも思ったけれど

箱代(2ユーロ)+送料(12ユーロ)+中身(25ユーロくらい?)

と考えたら泣き寝入りはないな、と思い、先日荷物を発送した郵便局に行ってきた。

案の定、英語が出来ないふり

をされた。私の英語は分かるのに、返事は全部ドイツ語。しかも、『通訳つれてきたら話してあげるよ』と

英語で

言われた。私が、『あなた、私の英語が分かっているじゃない』というと、『でも十分じゃないし、あなたは僕のドイツ語が分からないから通訳を連れて来て』と(これも英語)。私の英語よりも彼の英語のほうが流暢だけれども、彼としては、母国語でない言葉で会話をして後で責任追及とかされる可能性などを考えたのでしょう。

でも、私が片言のドイツ語で話し始めたらずいぶん態度が軟化した。『どのサービスを利用したの?』と聞かれたので、『Paeckchenです』と答えたら、

それは保険に入っていないから何も出来ない

といわれた。『じゃあ、もし、荷物がなくなったらそれは永久にでてこないということ?』と聞いたら、『そう』と。…ふーん。そうなんだ。

などと、かなり窓口で粘ったら、1枚の紙を渡してくれた。

追跡調査依頼用紙

らしい。いつどこで、どんな形のどんな大きさの、どんな色の荷物をどこ宛に送ったのか、など、詳細を記入して郵便局に持っていくと

その荷物を見つけようと『努力』してくれる

らしい。そういう用紙があるのなら最初から出してくれればいいのに。こんな、外国人相手に10分以上も窓口で会話するよりも『この紙に必要事項を記入して持ってきて』と言えば30秒で済むのに。

もちろんその用紙はドイツ語(とフランス語)なので、『面倒だな』と思い、放置していた。そうしたら、その紙をもらって数日後、両親から

届いたよー

と連絡があった。なんというか、絶妙なタイミング過ぎてびっくり。
次回からは両親宛でも航空便で送ろう、と誓った。