徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

巻き寿司ランチ

2008-11-24 02:53:40 | Weblog
友達の研究室の有志がランチに巻き寿司を作る、というので、参加させてもらった。10人くらい参加の予定、といい、『お米、どのくらい必要?』と聞かれたけれど、

食べる量によるから分からない

んですけどね。1.5kgあればいいんじゃない?ということで、友達がスモークサーモンやアボカド、米、酢などを用意してくれた。

彼女の研究室は新しい建物で、研究室の中にキッチンがあり、オーブンやIHコンロ、食洗機などが完備されていた。私の研究室は古い建物で、各オフィスに水道は付いているものの、キッチン設備はない。

巻き寿司10人分にお米、どのくらい要るんだろう、と思いながら300mlのカップで米を計り始めた。1,500mlになったときに、『もういいよね?』と周りの人に同意を求めたら

もう1杯いっておこうよ

と言われ、結局1,800ml。あとで考えてみたらこれって10合。すごい…
ドイツでは米は研がずにそのまま炊くが、私が研ぎ始めたら、日本に詳しいドイツ人女性が、『やっぱり研ぐのね。中国人も研いでいたから、研ぐのが正しいんだね』と感心していた。

使ったお鍋は10l以上入りそうな特大鍋。うわー。こんなのでちゃんとご飯炊く自信ないわ。

案の定、鍋の中の様子がまったく分からず、ご飯はうまく炊けなかった。芯が残ってしまった。

ハイライトはやっぱり巻くこと。面白かったのは、ドイツ人の皆さん、海苔にご飯を乗せるとき、ぎゅっぎゅっと圧縮したこと。細まきを作ったとき、うっかり私も海苔が足りなくなった。ドイツ人のポスドクが

補修、補修

といいながら、海苔を細長く切ってくれ、みんなで海苔が足りていない部分に継ぎ足した。みんなでわいわいいいながら巻いて楽しかった。

で、驚いたのが、その日本好きなドイツ人女性がしょうが(ガリ)と粉わさびを持ってきたこと。ドイツでガリは初めてみた。粉わさびも水で溶いたらちゃんとわさびのにおいがして、私的に

おすし屋さんのにおい

そのままだった。

食べるとき、みんなが、『醤油はどのくらい?わさびは?どうやって食べるの?』と私を興味津々で眺め、食べにくかった。

味はやっぱり、お米がちゃんと炊けていなかったから完璧ではなかったけれど、サーモンとアボカド、わさびと醤油で、そこそこおいしくいただけた。

最終的に巻き寿司を食べに集まったのは7人だったから、10合はかなり多く、結構残ってしまった。

ポスドクの人が言っていたけれど、

海苔は3枚食べたら食べすぎ

らしい。海苔はヨウ素を多く含むので、日本人は昔からヨウ素不足にはならなかったけれど、海草を食べる習慣のないドイツの人は、

塩にヨウ素が添加

されている。そうか。海苔は3枚までか。というか、そもそものり巻きを3本食べるのは無理だな。

今回、具が1種類(サーモン+アボカド)で、途中、飽きてしまった。次回はサラダ巻きなんかいいんじゃない?と思っていたら、その日本好きなドイツ人が、

日本人は巻き寿司にマヨネーズなんて使わないよね?

と聞いてきた。いや、ツナとキュウリ(たまねぎ)をマヨネーズであえて、菜っ葉も一緒に巻くよ。と答えたら、

日本にマヨネーズ、あるの?

と驚いていた。その発言に私は驚いた。彼女はマヨネーズを好きでないらしく、マヨネーズを使った巻き寿司は邪道、と思っていたらしい。
私が巻き寿司を作るときはサラダ巻きを作るけれど、それって、結構好評なんだけどなぁ。うん。次回、作ろう、と誓った。

コメント
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