喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



今回は母の退職祝いと、父が秋田と青森はまだ行ったことがないという理由から、3泊4日で秋田・青森旅行を企画しました。特に青森では、簡単に行けるところでない海岸線沿いを巡る旅行ということで、自分も6年前の青森旅行で行けなかったところを観光できるようにいろいろ考えてきたんだが、、、なんと妻が直前で扁桃炎になり急遽キャンセルに!りっくんも妻がいないのでは一緒にいくのは無理だろうということで、まさかの父母、陽菜と自分の4人で行くことに。やはり厄年の2人は、旅行に行くこともままならないのか。。。




プロローグ(4:28 足利出発)


今回は1日目から白神山地を見て、黄金崎不老不死に泊まるという事で、秋田の日本海側から青森入りする予定ですが、こちらのルートも走行距離約600kmということで朝4時出発を目標にしていましたが、なかなか予定通りにはいかないですね。約30分遅れで出発、さぁテンションあげてくぞ~



ちなみに4人になったので、父の車で行くことにしました。当初は自分が1900kmを1人で運転するつもりでいましたが、これにより父と交代で運転できる!今思ってもこれは大分助かりました。

(7:35-7:55 長者ヶ原SAで休憩)


長者ヶ原SAでトイレ兼ねてひと休み。ここまではかなり順調で、30分の遅れを挽回!結局休憩を取ったのはここが最初で最後だったな。よくトイレが持ったもんだ。



中尊寺PAで父と運転交代。ここまで400kmの運転お疲れ様でした、ここからは俺に任せてくれ!そして北上JCTから秋田道へ。



秋田道は対面通行で、この頃には雨も降って来たからなかなか気が抜けない。工事も多く片面通行で待ち時間が最大15分なんてところもあった。うーん、時間が読みにくい。

10:34 五城目八郎潟IC


一番初めの目的地は能代北ICまで行って、能代エナジアムパークを見学する予定だったが、父がここで一言ポツリと。「八郎潟か、おもしろそうだな」。八郎潟は干拓地で、かつては日本で2番目に大きな池があったらしい。つまり霞ヶ浦を凌ぐ大きさだったということか、そんな干拓地があるなら見てみたいと自分も興味がわいてきた。だったら五城目八郎潟で降りちゃうか!



これが八郎潟調整池か。今や面積はだいぶ小さくなったんだろうが、それでも大きかった。そして大潟村へ。大分時間前倒しで来ていたけど、ここを見てくとさすがに後の予定を変更せざるを得ないだろな~。




①八郎潟 大潟富士(11:10-11:30)


何しろ急に訪れた八郎潟。どんな観光地があるのかよくわかっていませんが、延々と続く道を運転していると、何やら「日本一低い山」という看板がありました。これは見ていかないといけないだろ。



降りてみると、小さな山というか丘が。これが日本一低い山のようだ。山の定義を考えさせられる光景だが、とりあえず登ってみる。これまで登ったどの山より簡単だったわ。



登頂記念スタンプがあったので、登頂したことだしペタリと。看板を読んでみると、この大潟富士の頂上が、ちょうど海抜0メートルで、ふもとが-3.776メートルということらしい。山の高さ自体は3.776メートルなので富士山の1000分の1か。ふもとは干拓によってつくられた地面で、今車を停めているところが昔は水の中だったということだな。そう思うと、味があって面白い観光地だと思った。

登頂するのに1分かからず、でも解説を読むと奥が深い意味が込められた大潟富士。ここにきたら寄っておくべきスポットの1つだと思います。

さて、この後どうしようか?能代へ向かってプランを軌道修正するか、それともここまで来たんだから男鹿半島の方に行っちゃうかの2択。そして、ここでは後者を選択!予定に縛られない旅行っていうのもたまにはいいな。

続いて寒風山へ。昔から一度行って見たかったんですよね。でも、、、今日はあいにくの天気。着いてからわかったが、霧がすごくて何が何だかわからない状況なのでした。。。




②寒風山(11:50-12:05)


駐車場に停めたが何も見えない!というか数メートル先が見えないレベル。これは雲の中に入ったのか?それとも単なる霧なのか?いずれにせよ風景は楽しめそうにない…とりあえず上に登ってみる。



どうせ展望も良くないと思ったから、陽菜と母は車で待っていてもらった。山頂には売店があったが、特に買うつもりもなく中を見学。回転展望台は有料なのでよほど天気がよくないと行く価値なさそうだ。



秋田だけあってなまはげの人形と、外には石像もあった。石像はだいぶかわいい。



さて下るか、、、と思って階段をおりていったら母と陽菜が登って来た。こんな地面が濡れている中じゃ滑ったら危ないぞ!ということで自分が車を取ってきて、山頂まで車で迎えに行くことにした。



さて、寒風山は空振りで終わってしまいましたが、ここから本ルートに戻るか?気が付けばもう男鹿半島にいました。ここまで来たら、もう一つくらい見ていかないと勿体ない…しかし入道崎灯台はさすがに遠すぎる、白神山地が見れなくなってしまう…。ということでなまはげ館に行くことにしました。この先予定はどうなってしまうのか!?




③なまはげ館(12:30-13:00)


陽菜が怖がるんだろうなと思いつつも。。。思ったよりはましな反応だった。館内に入れればこっちのもんだな。



なまはげ館も、存在を知っているだけでどんな見どころがあるのかはノーチェックだったからとりあえず進んでみる。



なまはげ変身コーナー!なまはげのお面とコスチュームがあったので着てみた。俺なんか着方間違ってるな。。



なまはげ祭りの様子が映像で放映されていた。悪い子はいねが〜、はよく聞くが実際は「うぉー」と叫びながら民家を回っている様子が写っていた。面白かったのは、訪れた家それぞれでお酌をついでもらって、なまはげが「ありがとうございます」と言わんばかりにぺこぺこしていたところ。民家の人もしっかり動画撮っていて怖いってよりはかわいく見えるぞ。そして、これは相当酒が強くないと務まらない仕事だなと思ったのだった。



なまはげ大集合の部屋!なまはげって1種類しかいないのではなく、この男鹿半島付近で地区ごとに違うなまはげ祭りがあることを知る。



なかには貼り紙で作ったようななまはげも。ある意味無機質な感じで怖いと思った。



売店で自分の名前入りのハンカチを買ってもらってご機嫌な陽菜。割と楽しんでいたようだったし、見どころも雰囲気もよくていい観光地でした。もう少しじっくり見れればよかったが、、、もう13:00!当初の予定のつもりで進んでいたら、この時間になんで男鹿半島にいるの!?っていう感じです。そろそろ白神山地に向かわないと夕食に間に合わないぞ。



日本海沿いを走って能代へ向かう。途中大きな風力発電をなんども見かけた。これがグルグル回っているようでは観光はきつい!



三種町のドラゴンタワー。別に登れるわけでもなくシンボル的なオブジェのようだ。。



忙しくても腹は減る。時間もないので、ドライブスルーって手もあったが、どうせなら地場のスーパーで買おうと思い、秋田ではおなじみのITOKUへ。しかし、特にこれと言った地場の食材を使った弁当はなく、ごく普通の昼食となったのだった。



能代を過ぎるとラベンダー畑のあるぽんぽこ山が見えてきた。ここは元々来る予定だったところだし、一瞬だけ見ていくか。



④ぽんぽこ山 ラベンダー畑(14:35-14:45)


ラベンダーが咲いているというのに天気も悪いからか、観光客は0。というかラベンダーもなんか手入れが微妙だな。。



丘の上に立っている展望台に上ろうという気も起きず、さっと見て車に乗り込みました。元々ここで40分取っていたがこれは見るだけならば10分あれば十分だな。ささ、白神山地へ急ぐぞ。



陽菜のトイレで休憩場に一旦車を停める。なんだかここに来て雨が強くなってきたぞ。まさかこんな雨の中1時間半も白神山地散策をすることになってしまうのか!?それはあんまりだぞ。



そして十二湖入口へ。厳密にいうとここは白神山地ではないんですね。本当の白神山地は、エリアがもっと狭くて山に登ったりしないといけないんだとか。まぁ十二湖も白神山地から続いている森林の中にあるので、雰囲気などは同じようなものだと思いますが。




⑤白神山地 十二湖散策(15:50-17:15)


物産館キョロロというお土産屋の近くの駐車場に停車。ここに来て雨も本降りになってきたぞ^^;避難するように物産館へ。



カッパが売っていたから購入することに。かつての上高地みたいじゃないか。



そして大雨の中、十二湖散策スタート。そもそも十二湖と言いながらここ周辺には三十三の湖沼があるようだ。白神山地の山から見ると十二の湖があるように見えるので、名前は十二湖になったんだとか。残り二十一個の脇役がかわいそうじゃないか!



最初に現れたのが鶏頭場(けとば)の池。正直特にすごいという印象はない。母曰く、「五色沼の方がきれいじゃないん?」とのこと。この池だけみれば、まぁそうかもしれない。



次に現れた青池は、十二湖を代表する池だけあってきれいだと思った。なぜ青いのか?については透明度が高いからなんだろうか?深さ9メートルあるみたいで、かなり下に沈んだ木も見える。ここに太陽の陽ざしが差し込めばさらに青く見えるんだろうが…今日は肝心な太陽がいない!



それでも太陽がなくてもこの青さということだからやっぱりすごいところなんだろう。リベンジしたい場所の1つに決定(次にこんな遠くまで来れるのいつになるだろうか!?)



青池を過ぎると階段の上りに。長靴じゃないとびしょびしょになるぞこれは!水はけはあまりよくないみたいです。



休憩所で一休み。耳をすませば、鳥の声、風の音…だといいんですが、今日は雨音しか聞こえません。



ここら一帯はブナ林。木もなかなか年季が入っていてコケがすごい!雨が降っているブナ林の雰囲気、これはこれで悪くないですね。



湧壺の池へ。ここから下りになります。この辺は人があまり通らないのか、足場も悪く水たまりのなかを歩くような感じの所も。



湧壺の池。青池より広いが、青くない感じ。



確かに五色沼に雰囲気は似ているかもしれない。世界遺産というからどんだけジャングルなんだと思っていたけど、期待していたほどではないかなぁ。



ここから歩いていくとほどなくして道路へ出た。左へ進むと無料で抹茶をサービスしている茶屋があると聞いていたが、営業は16:00までだった。。。



近くに平成の水100選がありました。飲めますとは書いてなかったから飲まなかったが…



駐車場に着くともう誰もいなかった。。。帰りまで結局雨が止まずだった。天気が良ければ全然印象も違うのかもしれないが、少なくとも想像していた秘境というものではなかったし、五色沼、上高地とかと似ているところがあるので、遠く足を運んでまで見るものかというと、個人的にはそうは思わなく、世界遺産だから見れてよかったという気分になっていた。(まぁ上に書いた通り十二湖は厳密には白神山地ではないんだが)
まとめると、期待ほどではなかったが、白神山地来たぞ〜!という達成感を得られた十二湖散策であった。

さて、本日の目玉が続きます。温泉マニアに人気の黄金崎不老ふ死温泉へ。




⑥黄金崎不老ふ死温泉(18:00 チェックイン)


ついにきたぞ不老ふ死温泉。まずは部屋へ。217号室ですか。



ここに泊まりたかった目的は2つ。①海辺の露店風呂に入ることと、②その露店風呂から見える日本海に沈む夕日だ。まぁ②が達成できないことはつく前から分かっていたが、①についても暗くなったら入れなくなってしまうので、明るいうちに入っておく必要がある。つまりご飯の前に行かないといけないということだ。



早速浴衣に着替えて風呂へ。ピンクの浴衣を着て喜ぶ陽菜。浴衣はピンクがいい!といってききません。ピンクがないと「え〜、なんでないの〜!?」となりますからね。あいにく、2日目、3日目はこのセリフを聞くことになります^^;


(18:20-19:10 温泉)


で、是非露天風呂を撮影したかったんですが、撮影禁止になっています。モラルが問われるところなので自粛。ただ、大浴場は特に禁止されていなかったので、そこから撮ったイメージだけ載せておきます。雨が降っていると雨よけがありません。そして着替えるところも野ざらしなので、雨が降ったらアウト!今日の天気を鑑みると本当に危険な状態でした。実際風呂あがるときにいきなり降ってきましたからね^^;ビニールとかかけても、風が強いから飛ばされてしまうし、きれいな温泉をイメージしていくととんでもない目に合うかもしれません。



ただ個人的にはやっぱりこういう自然にあふれた温泉っていいなと。しかも温泉はきれいな黄金色(この写真でもチラッと見えるかと思います)。父、陽菜と一緒に入りましたがいろいろお話もして、目の前の海を見て、青森なんて遠くまできたもんだと思って、ふぅ〜と一息つくわけです。この瞬間がずっと続いたらいいのにという極楽の時間ですよね。何とも名残惜しいものですが、出るとき2、3度振り返ってしっかり記憶に焼き付けて後にしました。



ちなみに露天にはシャワーなど体を流すところがないので、体に付いた温泉を流せないまま外に出ることになります。しょっぱくてちょっとベタベタするので、このままご飯を食べる気にはさすがにならない!ということで、大浴場で体を流していきました。



(19:20-20:55 夕食)


夕食は個室が用意されていました。ちょっと食べきれないくらいの量ですね。今回泊まった3つの宿の中で一番ボリュームがありました。ごはん1杯しか食べていないのに!



陽菜もお菓子を食べすぎたからか、最初全然食が進んでなくて、揚げ物系、俺が全部食べなきゃあかんのか?と心配になりましたが、そこはさすが姉さん。見事なラストスパートで、たいらげたのでした。



個室なので調子に乗って全員写真を撮ってみた。



本日の献立。一般的な旅館の料理という印象ですが、食材は青森産が多くうれしいですね。特にデザートで出た、ここ深浦町で取れたニンジンのアイス、まろやかでおいしかったです。



さて今日もたくさん運転したし早めに寝ますか〜。夕食が終わって1時間くらいで横になったからかお腹きつい感もあったが。。。睡魔の方が強い!父は速攻寝たし、陽菜も車の中でよく寝ていた割に早く寝てくれました。妻とりっくんがこの場にいないのはとても残念ですが、旅が始まった以上はこれなかった人の分まで楽しんで思い出を持って帰るしかないですからね。

明日は、わさおに会って、テレビCMでおなじみの鶴の舞橋、立佞武多の館、高山稲荷神社を見て、竜飛崎の先端に宿泊します。観光地の数なら明日が一番多くなると思うのでしっかり寝て明日に備えたいと思います。


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