Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

2014年の越冬旅行ータヴィラの1月

2015-02-01 17:33:16 | キャンピングヨーロッパ 2014-2015

 

 

今年のタヴィラの花々は昨年よりもずっと早く咲き始めた。1月中旬1週間ほど天気が崩れて、雨の朝が2日と曇り空に寒風が吹き荒れた日々があったが、全体に暖かくショーツと半袖で出歩く日が多かったため、すっかり日焼けしてしまった。

 

毎朝サイトのジムでラジオ体操やジムの機械で運動をしていると前のブログでも書いた。

昨年一緒に楽しんだフランス人のアニーは今年は見えない。エドモンドは昨年毎日ラジオ体操をしていたが、数年前にスキーで頸椎にけがをしたご主人がしっかり歩けるようになり、今では毎朝夫婦そろって遠くまで散歩に行っている。

今も昨年と同じに続けて体操しているのはオランダ人のジェラルド、マリアン夫妻で月、水、金の3日に決まっている。そこで今年は毎日やってくるのがイギリス人のステファニーとメアリーでいずれも私の年代、それにドイツ人一人にフランス人3-4人、彼らは英語が話せなくて会話ができないが楽しんでいる様子。

 

殆ど毎朝オレンジを積んだ車が警笛を鳴らしてキャンパーの周囲を巡り歩く。フランスのキャンプサイトではパン屋が焼きたてのパンを売りに来ていたものだけど、ここではオレンジ、ミカン、レモンの袋入りを売りに来る。私は魚市場の1か所のオレンジ店でいつも買ってくる。自転車で往復すれば20分ほど、ポルトガルで自転車に乗るのは英国で乗るよりもずっと安全な気がする。危険な鉄道線路の横断を自転車を押して渡るならば。

  

晴天のある日思い立って2年前まで越冬していたオルニャオのキャンプサイトへ行ってみることにした。そこには3年前に知り合ったダンカン・ロズ夫妻が今もキャンプしているし、ポルトガル人のパウロとオランダ人の奥さんイヴェリンが近くに家を借りてすんでいる。サイトから無人駅への道端も野の花が咲き乱れ、私の一番好きなバミューダ・バタカップが野原を黄色に染めている。

 

オルニャオの駅まで30分、駅の構内には珍しい真っ赤なボケの花が咲いていた。3年ぶりのオルニャオはたいして変化はなく青空をコウノトリが優雅に舞う。オルニャオにはたくさんのコウノトリのカップルが住んでいる。そして1月にこの激しい赤のグラジオラスが咲いている!!!

   

オルニャオのキャンプサイトは広大でキャンパーも何百台停まっているものか判らない。ただここは松林の中に作られているため日向が少なく、テレビのアンテナがいつも問題になる。広いサイトの中を歩き回り、二人とも手分けして歩いているうちに、ダンカンのほうが私たちを見つけてくれた。

キャンプサイトの情報からお互いの健康状態までおしゃべりは尽きないが、1時間ほどでパウロの家へ行き写真を撮らせてもらった。

  

ポルトガルの屋内は床が全部タイルで、リビングルームには一部にカーペットが敷いてあるのみ。夏は40度にもなるから暑さをしのぐためなのだろうが冬は寒いという。3ベッドルームにリビングルーム、キッチンで1か月400ユーロだという。でもガス電気代は別料金だから安くはない。彼らは4年契約で借りているから、暑い夏もここで過ごしているらしい。昔は家具の表装師だったパウロがオランダから持ってきた彼の作品を見せてくれた。

帰りの電車の時間もあり早々にパウロにも別れを告げて、オルニャオを後にした。道端のローズマリーの花が見事に咲いていた。

コメント
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