Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ストライキ

2022-12-16 07:08:59 | 独り言

最近ストライキが相次いでいる。

このところ毎週国鉄電車のストで、今週は月火,金土と4日も。又来週も1月になってからもと言っている。

そして今日は全国の病院で働くナースのストライキ、今までにない盛大なストで歴史に残るといわれているが・・・・19パーセントの賃上げ要求に対し国はそんな金はないと言っている。

おまけにクリスマス前の一番忙しい時期、郵便局がストをする。

クリスマスのプレゼントやクリスマスカードの遅配などいったいどうなることやら。

私は10月に日本のアマゾンで5冊の本を買い、船便で送ってもらっている。大体3か月で着くはずだったけれど、いつつくことか分からない。

コロナで過去2年間ロックダウンで通勤客は激減していた。国鉄電車の損失も大きかった。

病院はコロナで亡くなった人たち、特にナースやドクターも多かった。ナースやドクターは此の2年間身を粉にして働き、2020年には毎週金曜日に感謝の拍手をと首相官邸から国中の通りで夕方6時には拍手で感謝の念を表した。でも実際の給料はほとんど上がっていないそうだ。

だから今日だけでなくまた要求が通るまで何度もストにはいるらしい。

今日は娘の誕生日だった。1973年12月炭鉱夫のストに同調した電気会社のストで、丸1か月ほども電気がつかなかった。病院へだけは送電されていたが、お店も街灯も各家庭へも電気はなくて、午後3時過ぎると真っ暗になるお店では小さなランプをつけたり、家庭ではろうそくだった。

もちろん電気ストーブなど使えないし、当時はセントラルヒーティングも余りなかった。娘は12月15日生まれ、25日クリスマスの日に退院してきた。当時は親子10日の入院が普通だったが、そのころの日本では1か月も入院していた。

今思い出してもこの寒い12月をどうやって暖房していたものか思いだせない。若さは寒さも気にならなかったのだろう。

1973年3月に親の大反対を押して結婚した私たち、ハネムーンベィビーの娘はポールにとっては宝物であり、私たちが入院していた間中、日中はエンジニアー会社で働き、夜はミニキャブドライバーのアルバイトをしていた。そして毎晩電気のない真っ暗で寒い家へ帰ってきていた。

こうして毎日ストライキのニュースを聞くとあの頃のことが思い出されて、早く解決してほしいと心から思う。

 

 

コメント (4)
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