レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

アメリカン・グラフィティ

2023年04月24日 20時13分58秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「アメリカン・グラフィティ」
原題:AMERICAN GRAFFITI
1973年 アメリカ 110分
■監督:
 ジョージ・ルーカス
■出演:
 リチャード・ドレイファス
 ロン・ハワード
 ポール・ル・マット
 チャーリー・マーティン・スミス
 キャンディ・クラーク
 ハリソン・フォード

●あらすじ
1962年、カリフォルニア北部の小さな田舎町を舞台に、
ハイスクールを卒業し東部の大学へ出発しようとする若者たちの、最後の一夜を描いた愛すべき名編。
スティーヴとカートは故郷での最後の夜を楽しく過ごそうと、テリーとビッグ・ジョンを誘い町に繰り出す。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ハイスクールの若者たちの恋と青春を、沢山のオールディーズで描いた作品。
「グローイング・アップ」って本作がベースだったんだね。
まあ本作に「ポーキーズ」みたいなエッチ要素を足してるけど。
もしかして「ポーキーズ」も本作みたいに、沢山のオールディーズで彩ってるのかな?
だとしたらまんま「ポーキーズ」だけど、まあ観てみないと何とも言えないか。
本作はあのジョージ・ルーカスが監督しているのもあり、話自体は他愛のないものばかりだが
軽快なロックのリズムに乗せてテンポ良く観る事が出来る。
どちらと言うとハイスクール版「スタンド・バイ・ミー」って感じ。
傑作と評されることはある、面白い映画でした。
ただハリソン・フォードは、最後までハリソン・フォードと気付かなかったけどね(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルージュ

2023年03月07日 12時48分59秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「ルージュ」
原題:胭脂扣/Rouge
1987年 香港 91分
■監督:
 關錦鵬(スタンリー・クワン)
■出演:
 梅艷芳(アニタ・ムイ)
 張國榮(レスリー・チャン)
 萬梓良(アレックス・マン)
 朱寶意(エミリー・チュウ)
 劉家榮(ラウ・カーウィン)
 惠英紅(ベティ・ウェイ)
 汪禹(ワン・ユー)
 謝賢(パトリック・ツェー)

●あらすじ
1930年代の香港。
遊郭の美しき芸妓、ユーファーは良家の子息チャンと恋に落ちる。
しかし、家柄の違うふたりの関係をチャンの両親が認めるはずもなく、
思いつめたユーファーは、永遠の愛を誓い、心中をはかる…。
50年後。
新聞記者のユンの前に幽霊となって現れたユーファーは、
死後の世界で会うことができなかったチャンを捜すために広告を出してほしいと頼む。
ユーファーに同情したユンは、恋人のチョーとともにチャンの消息を捜すが、
彼らが辿り着いたのは、意外な事実だった…。
(楽天より)

★感想など
冒頭からジャッキー・チェンの製作会社である、(威禾)ゴールデンウェイ・フィルムのロゴが流れたので
ああこれはジャッキー制作だったんだなと分かる。
1987年当時で梅艷芳(アニタ・ムイ)と張國榮(レスリー・チャン)の恋愛映画をプロデュースするのは
確かに軽く驚きがあるね。
内容もそうなんだけど、出演者がゴールデン・ハーベストっぽくない。
張國榮(レスリー・チャン)、萬梓良(アレックス・マン)、朱寶意(エミリー・チュウ)と来ると
どちらかと言うと(新藝城公司)シネマ・シティっぽい面子。
他にも劉家榮(ラウ・カーウィン)、惠英紅(ベティ・ウェイ)、汪禹(ワン・ユー)とくれば
こちらはショウブラ系の劉家良(ラウ・カーリョン)一派だよね。
と言う不思議な組み合わせに加えて内容は悲恋物なんだから、
一体どういう経緯でこの作品をジャッキーはプロデュースしたのか不思議だね。
内容の方はアニタ・ムイが堂々と色々な顔を見せながら全編主役を張っている。
これは確かにアニタの代表作と言える出来栄え。
レスリーとエミリー・チュウはいつもの演技で代り映えはしないのだが
いつもはスケベな悪役が多いアレックス・マンが、本作では押しの弱い好青年を演じているのが新鮮で嬉しい。
アレックス・マンは善人役も似合うんだから、もっとそういうのも観たいなあ。
まあ当時の香港映画黄金時代の作品群が好きな人なら、問題なく楽しめる作品。
本作でレスリー・チャンが京劇を演じているシーンを観て、後の名作「さらば、わが愛/覇王別姫」の脚本を書いたと言う
逸話もあわせて楽しむと、より吉だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

blue

2022年12月09日 12時00分43秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「blue」
2001年 日本 116分
■監督:
 安藤尋
■出演:
 市川実日子
 小西真奈美
 今宿麻美
 仲村綾乃
 高岡蒼佑

●あらすじ
高校の3年に進級し、周囲がそれぞれの進路について考え始めた頃、
桐島カヤ子はひとつ年上のクラスメイト、遠藤雅美のことが気になっていた。
去年、何かの理由で停学し、カヤ子と同級生になった雅美は大人っぽく、物静かな女の子。
カヤ子はそんな彼女に惹かれていく。そして、思い切って雅美を昼食に誘う。
これをきっかけに2人は親しくなっていった。
ある時、カヤ子は合コンで知り合った少年とそのままホテルで関係を持つ。
ところが、その少年が親友の憧れの人だったことから、親友に激しくなじられ落ち込むカヤ子。
そんなカヤ子を雅美は海に誘ってくれた…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
小西真奈美が目当てで観てみた作品。
主演の市川実日子ってどこかげ聞いた名前だなあと思って顔を見たらすぐピンときた!
「カムカムエヴリバディ」のベリーさんじゃん!
あれも良い役だったから、これは中々良い二人の組み合わせの映画だねと思いながら観始めたんだが
これは辛かった!
無音で何んでもないシーンをひたすら引きで撮り続ける。
例えばカメラ固定で二人が海まで歩いていくシーンを3分くらい無音でただ撮り続ける。そしてそのシーンに意味はない。
こんなのが延々と続く。全体的にこの映画が何を伝えたいのかがさっぱり分からない上でそれだ。
さらに悪いのが肝心のシーンは全然キチンと描かない。
例えば少年とホテルに行ったシーンまでの流れ。
1)学校で女友だちから飲み会やろうよと誘われる
2)アイス屋みたいところの前でひたすら座っている
3)居酒屋で飲み会のシーン
4)いきなりホテルで二人。市川実日子帰ろうとする
5)腕だけのアップで少年が無言で腕をつかむ
これで終わりである。なお各シーンの繋ぎはブツ切りで意味不明。
これだけの描写なので二人がその後どうなったのか全然分からない。
話の流れ的にそのまま何もなく帰ったのかと思ったら、どうやらしていたらしい。
しかしそれが判明するのはこのシーンから1時間半くらい経過してからである。
不要な物は多く、必要な物は全然足りないと言う、まるで安いカップラーメンみたいな内容。
昔の邦画ってこんなんばっかりだった気がするから、この頃の邦画嫌いだったんだけど
最近のは割と面白くなってきた感はある。
トータルとして洋邦問わず、90年代と2005年くらいまでの15年間の映画は、どうにも自分にはあわないなって感じはする。
だが2006年作の小西真奈美主演「UDON」はまだ観てないんだよなあ。
まあこちらはスタッフ的にまだ観れそうだが、同じ2006年の「天使の卵」ってのは本作と同じ匂いがして危険そうだなあ。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トップガン

2022年07月11日 18時47分10秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「トップガン」
原題:TOP GUN
1986年 アメリカ 110分
■監督:
 トニー・スコット
■出演:
 トム・クルーズ
 ケリー・マクギリス
 ヴァル・キルマー
 アンソニー・エドワーズ
 トム・スケリット
 マイケル・アイアンサイド
 ティム・ロビンス
 メグ・ライアン

●あらすじ
カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地。
そこにF-14トムキャットを操る世界最高のパイロットたちを養成する訓練学校、通称“トップガン”がある。
若きパイロットのマーヴェリックもパートナーのグースとともにこのトップガン入りを果たし、自信と野望を膨らませる。
日々繰り返される厳しい訓練も、マーヴェリックはグースとの絶妙なコンビネーションで次々と課題をクリアしていく。
しかしライバルのアイスマンは、彼の型破りな操縦を無謀と指摘する。
その一方で、マーヴェリックは新任の女性教官チャーリーに心奪われていく。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「トップガン マーヴェリック」がヒットしているので、前作も話題になってるご様子。
「トップガン」の方は大昔に前半だけ観てそれっきりだったんだよね。
代わりにトップガンより上なのがベストガイだ!って言う、織田裕二主演の「ベストガイ」って言うのは最後まで観たけど。
そこで今回リメイクと同じくらいの36年振りくらい(?)に観てみたけど
これは面白いわ!
当時大ヒットしたのも良く分かる爽快さと明快さ!
クールな映像と格好良いロックの音楽。そこに若くて格好良い男女が熱くて爽やかなドラマを分かりやすく繰り広げるんだから
そりゃあ大ヒットするよね!
今改めてみると、スタッフ・キャストにこんな人が関わっていたの!って感じで驚くことも多数。
まず本作がジェリー・ブラッカイマー制作だとは知らなかった!
この人は本当にメジャーな超大作で大ヒットを飛ばす、正にヒット・メーカーと言える人。
言うならば表のロジャー・コーマン!
そんなヒット・メーカーがすでにこの頃から大ヒットを飛ばしていたとは。
俳優面ではもちろんマイケル・アイアンサイドが居たことにビックリ!
後の鬼っぷりは無いが、それでも教官役が多いのは本作の影響なのかな?
他にもメグ・ライアンとかもさりげなく出演しているのに驚く。
今となってはそういった楽しみ方もあるが、別にそんなの感じなくても面白い傑作。
1980年代の映画って、こうやって今観ても十分に楽しい作品が多いよな。
時間も2時間超えないのがほとんどだし。
やっぱ1980年代の映画って最高だな!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

2022年05月13日 18時12分30秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
2011年 日本 125分
■監督:
 田中誠
■出演:
 前田敦子
 瀬戸康史
 峯岸みなみ
 池松壮亮
 川口春奈
 青木さやか
 石塚英彦
 大泉洋

●あらすじ
ドラッカーのビジネス本『マネジメント』を高校野球の女子マネージャーが実践するというユニークな設定が評判を呼び、
“もしドラ”の略称で一世を風靡し空前のベストセラーとなった同名小説を、
AKB48の前田敦子主演で実写映画化した青春ストーリー。
監督は「うた魂(たま)♪」の田中誠。
入院中の親友に代わり、弱小野球部のマネージャーを買って出た女子高生の川島みなみ。
入部早々、甲子園に連れて行くと宣言してしまう。
しかし、マネージャーの仕事を何も知らない彼女は、解説書を求めて本屋に立ち寄り、
勘違いからビジネス本の名著『マネジメント』を手にしてしまう。
しかし、その内容に感動したみなみは、これを野球部で実践してみようと思い立つのだが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
つい先日「もしドラ」を読んだばっかりだから、その勢いで実写化された本作も観てみようと思いました。
勢いが肝心ですね。
「もしドラ」の本はビジネス書のコーナーで何かないか物色していたら目に留まり
そういえば昔流行ったなあ。でもあの表紙で読む気しなかったんだよなあ。とか思ってた。
でも100円だから読んでみるかと思って、買ってみました。
内容は軽くて読みやすく、2~3時間くらいで一気に読み終わってしまったので、きっと面白かったのだろう。
まず着眼点と言うか設定にかなり無理があるが、逆にそこがこの小説の強みでもある。
ポイント・ポイントで『マネジメント』の内容が出てきて、その内容を独自に解釈し野球に落とし込んでいく。
その繰り返しが「もしドラ」のキモではあるが、途中からドラッカーの『マネジメント』が
どんなことでも解決してくれる魔法の書になってしまっているかのようなのが残念だった。
あと『マネジメント』で方法を考えつくのはいいんだが、その後それを野球部が実践していくところにもっと深みが欲しかった。

全体的に、
①どうしよう
 ⇒②『マネジメント』にはこう書いてある
  ⇒③やってみた。解決
の繰り返しだから、実践している中での気付きとか悩み・苦しみとかが全然描写されていないんだよね。

でもそこが主体じゃないからしょうがないのかも知れない。
さて「もしドラ」の作者はAKB関係の仕事をしていたらしい。
だから実写化でもAKBの子が出てくるのは既定路線なのだろう。
登場人物それぞれにモデルがいるらしく、まず主人公の川島みなみのモデルは峯岸みなみ。だから名前がみなみなのか。
だが本作で峯岸みなみは主役ではなく、後輩の北条文乃役である。
その北条文乃役のモデルは渡辺麻友らしい。ちょっと分からないな。
友達の夕紀のモデルは大島優子。ちょっと篠なんとか麻里子さんとごっちゃになってるな。
そんなこんなで実写化されたのが本作。
原作物の実写化と考えると
これは大合格!
脚本はほぼ原作通りだが、ドラッカーの『マネジメント』部分を解説する時の大仰なデフォルメとかは、逆に素晴らしいと思う。
映画のスタッフが「もしドラ」のキモをきちんと理解していると感じた。
あと決勝戦の描写は原作から二箇所アレンジしているが、どちらも良いアレンジでストーリーをより引き立てている。
その他のドラマ部分もAKB主演のアイドル映画として見れば全然悪くない。
ただ唯一原作からカットしてダメだなと思ったのは、主人公と文乃が仲良くなるプロセスがすっぱり無いこと。
映画だけみると、みなみが最初に文乃に話しかけたら「あの」だけ言われて逃げられる。
その次には何故か二人立ち並んでほかの部員達と会話している。これだとえ、何でってなる。
二人が並ぶ前に、みなみが病室で文乃と会話できなかったと言ってるからなおさら。
みなみと文乃の二人は、折角AKBの二人が演じてるんだからそのシーンは入れといた方が良かったと思うが。
そのAKBの二人だが、まず主演の前田敦子は特別上手くもないが、逆にそれが等身大とも言えてちょうどいいかも。
昔のアイドル映画って大体こんな感じだったよね。
後輩の峯岸みなみは可愛いと思った。ただ単に好みなだけかもしれないが(笑)
しかし映画の中では割と空気に近かったかな。でも原作でもあれくらいか。
夕紀役である川口春奈は、この時演技が絶賛されていただけあって上手だなと思う。
顔立ちも綺麗だし女優って感じ。女優一人とアイドル二人の組み合わせって感じだね。
川口春奈は今放送している朝ドラ「ちむどんどん」にも出演しているが、この朝ドラは本気で脚本がヒドイ。
現実を全く知らない・調査しない人が何も考えず、”適当に受けそうな単語”のスパイスを振りかけ
「お前らはこういうのやっとけば感動するんだろ」的に、圧倒的に観ている人を馬鹿にしている感じが話から滲み出ていて
受け付けないと言うか、許せない。
そしてつまらない。
とまあそんなことはさておき、本作の脚本に文句を付けるのはお門違いだ。
ほぼ原作通りだからね。
なので原作が面白いと思った人は観ても損はないと思う。
全体的に話のボリュームを圧縮し過ぎ。倍の時間掛けてじっくり描いた方がとも思えるが
それは原作も同様なので、原作通りに実写化しているのでしょうがない。
劇場公開時に大コケと言われているが、内容は別に悪くないと思うよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする