レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/辛亥革命 完全版

2012年05月03日 23時45分44秒 | 功夫/空手/武侠片

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/辛亥革命 完全版」
原題:黄飛鴻之辛亥革命/THE FINAL VICTORY
1996年 香港 250分
■監督:
 鄭基成(チェン・ゲイセン)
■出演:
 趙文卓(チウ・マンチェク)
 鄭佩佩(チェン・ペイペイ)
 熊欣欣(ホン・ヤンヤン)
 莫少聰(マックス・モク)
 劉洵(ラウ・シュン)

●あらすじ
ツイ・ハーク製作の「ワンチャイ」正当続編第4弾。
清王朝を倒すべく立ち上がった中国革命同盟軍に荷担したウォン・フェイホンとその門下生たちは
敵の罠にはまり窮地に立たされた。
反逆罪に問われたフェイホンは裁判の結果、処刑台へと追われるが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これまたテンションの高い傑作である。
まずはオープニングから。久々にワン・チャイの歌から始まる。
しかもバックに流れる映像がみなしぶくて非常に格好良い。
ストーリーも前半は十三姨の馬鹿っぷりと弟子たちのアホっぷりにはイライラするが
後半の戦争アクションは、シリアス一辺倒で非常に緊迫感がある。
趙文卓の変装キャラはいつもと違って楽しめるし
毎回嫌いだった莫少聰も、後半はひたすら熱い男で格好良かった。
前回は登場しなかった劉洵も、画面に登場するだけでほっとする稀有なキャラクター。
このシリーズはお父さん役劉洵の存在はでかい。
しかし本作ではなんと言っても鄭佩佩だろう。
画面に映っていると、常に目を奪われる存在感の大きさは流石と言えよう。
場面によって凛々しかったり、可愛かったりするのも流石。
それでいてアクションもきっちりこなすのだから、もう言うことなし。
アクションと言えば、本作から武術指導が熊欣欣に代わったが、これが大正解。
功夫以外のアクション・シーンも、ちょっとジャッキー寄りになって見栄えがするようになったし
最終話の功夫シーンも、今までより格段に良かった。
これはやっぱり元彬が駄目なんだな。
しかし題材が題材とは言え、最初と最後に実際の映像を使ってみたりと
こういった風に黄飛鴻と使って歴史劇を描くと言うのを、徐克はやりたかったのかね。
本作は映画版の4~5作よりも、予算が掛かってるように見えたしね。
とにかく趙文卓版黄飛鴻も、結構面白いよ。
食わず嫌いな人が多いんではないだろうか。勿体ないね。
コメント
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