「ワイルド・アパッチ」
原題:ULZANA'S RAID
1972年 米 102分
■監督:
ロバート・アルドリッチ
■出演:
バート・ランカスター
ブルース・デイヴィソン
リチャード・ジャッケル
ロイド・ボックナー
●あらすじ
インディアン居留区を出奔したウルザナは、仲間とともに白人に対する復讐を始めた。
彼らの討伐のため、老練なマッキントッシュが砦に呼ばれる。
騎兵隊の若き中尉デブリンを補佐しながら、彼らは凶悪なアパッチを追った……。
実話を基に存亡を賭けたアパッチ族との壮絶な闘いに挑む騎兵隊を描いた西部劇。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
この時代って、すでにフロンティアの偽善が叫ばれてた頃じゃなかったっけ?
そんな時代に、逆行するかのような「インディアンって悪いやつなんだよ」的な映画を撮るとは。
同監督・主演の「アパッチ」も時代に逆らったテーマだと思ったが
本作でも似たようなことをやっているねえ。
まあベトナム戦争に絡めて云々らしいが。
主人公の思想と若き中尉の思想のぶつかり合い。さらに敵・味方のアパッチ族など、色々なテーマを内包しているが
香港映画のように全て喋って教えるぜ的ではない分だけ、消化不良に感じてしまうのは
俺がレレレに慣れてしまったためなのか?
まあラスト・シーンも含めて、この時代に作られた西部劇を感じることが出来るね。