エンティティー／霊体

「エンティティー／霊体」
原題：THE ENTITY
1982年　米　126分
■監督：
　シドニー・Ｊ・フューリー
■出演：
　バーバラ・ハーシー
　ロン・シルヴァー
　デヴィッド・ラビオサ
　ジョージ・コー
　マーガレット・ブライ

●あらすじ
霊体にレイプされるというショッキングな実話を基に製作されたオカルト・ホラー。
度重なる霊の襲撃に超心理学者が冷凍作戦で立ち向かうクライマックスが迫力物だが、
一番の功労賞は、見えない存在にレイプされる迫真の演技を披露するＢ・ハーシー。
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
大昔「後ろの百太郎」とか流行っていた当時、レイプする幽霊とかいたよね。
しかし最近はすっかりそういった超常現象な話は耳にしなくなった。
あらすじから、エロ・バカ系ホラーを想像するかも知れないが
むしろ真面目に作られたオカルト・ホラーなことにビックリする。
実話ベースと言うことで、同時期の「悪魔の棲む家」的カッタるさはなく
冒頭からいきなりレイプする幽霊のシーンがあり、つかみはバッチリ。
特撮なのが丸わかりだが、見えないものにレイプされる女体シーンもあり
全体的な作りはオッケーだ。
各キャラの動機付けがかなり弱いが、観て損はそれ程しない作品だろう。

風雲 ストームウォリアーズ

「風雲 ストームウォリアーズ」
原題：風雲 II/THE STORM WARRIORS
2009年　香港/米　110分
■監督：
　彭順（オキサイド・パン）
　彭發（ダニー・パン）
■出演：
　鄭伊健（イーキン・チェン）
　郭富城（アーロン・クォック）
　謝霆鋒（ニコラス・ツェー）
　蔡卓妍（シャーリーン・チョイ）
　任達華（サイモン・ヤム）
　林雪（ラム・シュー）

●あらすじ
アーロン・クォック、イーキン・チェン共演によるアクションの続編。
絶無神との戦いに敗れた雲、風、無名の武術の使い手3人は、
邪皇の弟子・猪皇の導きにより暗黒の力“魔”を手に入れる。
一方、絶無神は彼らの下に息子・絶心と刺客を送り込んでいた。
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
正統な続編ではあるが、前作を観ていないとさっぱりキャラクター関係が掴めない。
ストーリーも説明がないし、アクション・シーンも最近の香港映画で流行りの
主役意外は止まっているストップ映像。
ラストの終わり方も、あきらかに続きは続編でねって感じ。
もしくはTVドラマの途中の話みたいな終わり方は、一本の映画としてそりゃ駄目だろとしか言い様がない。
総じて不満しか残らない作品だ。
この双子監督初めて観たが、常にこんな感じだと俺的には駄目だな。

風雲 ストームライダーズ

「風雲 ストームライダーズ」
原題：風雲─雄霸天下/The Storm Riders
1998年　香港　128分
■監督：
　劉偉強（アンドリュー・ラウ）
■出演：
　鄭伊健（イーキン・チェン）
　郭富城（アーロン・クォック）
　楊恭如（クリスティ・ヨン）
　千葉真一
　舒淇（スー・チー）
　黄秋生（アンソニー・ウォン）

●あらすじ
神話と伝説の世界を背景に、ある師弟の宿命の闘いを描いた香港大河ロマン。
ILMの協力のもと駆使されたCGカットと、香港のお家芸であるワイヤーアクションが融合した映像が絶品。
アーロン・クォック、千葉真一共演。
天下統一の野望に燃える雄覇は、“風”と“雲”を味方につければ天下をとれるという予言を受け、
幼い２人をその父のもとから略奪し弟子に従えた。
やがて２人は雄覇のもとで成長し、雄覇もまた彼等の力を得て着実に勢力を伸ばしていく。
だが天下統一まであと一歩と迫った時、彼等に不吉な予言が提示される。
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
昔から話題には昇っていた作品だったが、やっと観たって感じかな。
ほとんど千葉真一目当てだったが、抜群の演技力には、やっぱり観て良かったってところ。
若手二人では、圧倒的に郭富城の方が良いね。
当時話題に昇った映像は、ほとんど格闘ゲームの感覚。
それでいて要所要所のストーリーや映像は、まるでRPGなノリ。
その辺がイマイチのれなかったが、逆に若い人にはいいのかもね。
同じく千葉真一が出演していて、風役に趙文卓が出ているTVシリーズもあるが
ストーリーは本作と同じらしいので、すぐに観る気にはなれないなあ。
その内観るものがなくなったらかな。