「雷神 RAIJIN」
原題:KILL SWITCH
2008年 米/カナダ 96分
■監督:
ジェフ・F・キング
■出演:
スティーヴン・セガール
ホリー・エリッサ・ディグナード
クリス・トーマス・キング
マイケル・フィリポウィッチ
アイザック・ヘイズ
●あらすじ
スティーヴン・セガールが2人の猟奇殺人犯を追う刑事に扮したサスペンス・アクション。
幼い頃の悲劇がトラウマとして残るメンフィス市警の刑事ジェイコブ・キング。
ある日、彼は女性の胸に時限爆弾を埋め込む残忍な猟奇犯を逮捕する。
休む間もなく、今度は“グリフター”と呼ばれる連続殺人鬼の追跡に精を出す。
犯行現場に残されていた暗号から、やがて一人の人物が容疑者として浮上してくるが…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
いやあ、これは最近のセガール物としては随分面白かったよ。
テーマはサイコ・サスペンスだが、映像の雰囲気が中々良かった。
セガールのキャラも超暴力刑事で、過去ここまで酷い暴力をふるう刑事は見たことがない!
何十発も殴るのなんざ当たり前で、ハンマーで全身を滅多打ちにするとか、もう凄すぎ!
暗号を楽しげに解くセガールと言うのも目新しい。
しかしそれ以上に駄目な点も多々あったりする。
まずアクション・シーンは、ただ相手を殴るだけのシーンでもスタント・ダブルを起用。
アクション・スターがそれでいいのかね?
ストーリーの適当さもかなりのもので、セガールの幼少期のトラウマ。
釈放された殺人鬼との因縁。FBIから来た女性捜査官の扱いから
被害者から検出されたセガールのDNAなど、色んな要素を散りばめているのに
どれも大事に扱わず終了。
このいい加減っぷりには呆れるレベル。
もっと真面目に作れば劇場公開も出来ると思えるんだがなあ。
でもまあ結構楽しめたから、これはアリと言うことで。