レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

荒野の復讐

2020年04月21日 22時51分59秒 | 西部劇

「荒野の復讐」
原題:COMIN'AT YA
1981年 伊/米/スペイン 90分
■監督:
 フェルディナンド・バルディ
■出演:
 トニー・アンソニー
 ジーン・クインターノ
 ビクトリア・アブリル
 リカルド・パラシオス

●あらすじ
結婚したばかりの妻を悪辣な2人組の男に奪われ、自らも大怪我を負ったガンマンのハートは、
復讐に燃えて荒野に馬を走らせていた。
寂れた教会で出会った老人から、犯人は各地で女たちを連れ去りメキシコの売春宿に売り飛ばしている
ポークとパイクの兄弟だと聞いたハートは、ポークの居場所を突き止めて拘束。
続いて、競売の現場に乗り込み、女たちを解放する。
ところが、彼自身が隙を突かれてパイクに捕まってしまう…。
(スターチャンネルより)

★感想など
なんか3D映画っぽいなあと思ってたら、本当に3D映画だった。
しかも本作がキッカケとなって、80年代前半に流行った3D映画ブームが巻き起こったらしい。
さらに本作を作る発端が、製作も兼ねたトニー・アンソニーが台湾に招かれ
ブルース・リーの後継者と言われる新人俳優と3D映画で共演してくれと言うのだから、もう最高だね!
当時の3D映画らしく、やたらと画面に向かって色々なものが飛び出すように撮影しているのは楽しいが
赤ちゃんの下半身を画面に突き出すのは流石にどうかと思ったが。
映画として所々パートカラーならぬ、あえて白黒にするパートモノクロとかやっているのが斬新だったな。
敵の親玉一人だけをモノクロにするなど実験的とも言えるが、こういった独特のセンスは他にないので評価できると思う。
ただ主人公があまりにも無理・無謀・無策のロードス島パーン状態なのが、どうにもいただけない。
頭悪すぎな展開が続いてカッタルクなるが、ラストだけは見応えがあるかも?
まあ全体的に製作年度も含めて、マカロニとしては異色作なのは間違いないね。
ちなみにトニー・アンソニーはこの後も「秘宝の王冠」と言う3D映画を作っているらしい。
コメント
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