「広島やくざ戦争~完結編~」
2000年 日本 114分
■監督:
辻裕之
■出演:
小沢仁志
中野英雄
渡辺裕之
志賀勝
中島宏海
梅宮辰夫
菅原文太
殺陣剛太
●あらすじ
相次ぐ抗争の終結を願い、広島に連合組合・共雄会が結成された。
山岡久は理事長に就任。
広島に無駄な血を流さないため、広島やくざの統一を目指すのだが、その前に数々の難題が立ちはだかる。
脱退、分裂、覇権争い。
広島やくざに真の平和と団結は訪れるのか?
史上名高いあの抗争をリアルに再現した実録極道巨編、遂にクライマックス!!
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
面白かったのですぐに続きを観てしまった。
なお「広島やくざ戦争」は他にも「続・広島やくざ戦争」と言うタイトルがあるが、話の順番は
「広島やくざ戦争」「完結編」「続」の順番らしい!
ややこしや~
この辺で役柄をわざわざ「仁義なき戦い」のキャラにあわせて説明していこう。
まず主人公は「仁義なき戦い 完結篇」で北大路欣也が演じていた松村保。
その主人公と幼馴染なのが中野英雄演じる山崎英博。のち打館組幹部。
そう「仁義なき戦い 代理戦争」で室田日出男が演じた打本組幹部・早川英男のこと。
あのキャラと松村保が幼馴染と言うことにビックリした。本当なのか設定なのかは知らない。
そしてこのスタッフが好きなんだろうなあと思うのが、第一作の冒頭にちらっとだけ出てくる山上光治。
「仁義なき戦い 広島死闘篇」で北大路欣也が演じた山中正治のことね。
本シリーズは何故かこの山上光治が大好きらしく、本作でも前作でも度々彼のことを口に出す。
のみならず本作のシリーズが終わった後に作ったであろう「新・広島やくざ戦争~武闘派列伝~」は
なんと山上光治を主役にした話らしい!
そちらは山上光治役を小沢仁志。そして大友勝利役は竹内力らしく、それはそれでちょっと興味がある作品ではある。
てな感じで色々語っていこうかと思ったけど疲れました。あとは観て下さい。そうすれば分かります。
ちなみにストーリーの方は、前作は冒頭1分くらいは「広島死闘篇」で「代理戦争」の序盤くらいまでの話。
本作は「代理戦争」から「完結篇」の最後まで(3代目襲名披露までだから)を描いている。
だが「仁義なき戦い」の方は親分衆の話がメインなので政治闘争みたいな楽しさがあったが、
本シリーズの登場人物たちは「仁義なき」ほどえらくないので、ストーリーの描き方が違うのが面白いね。