レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ファイアー・ドラゴン

2022年08月08日 12時58分58秒 | アクション

「ファイアー・ドラゴン」
原題:龍在江湖/LEGACY OF RAGE
1986年 香港 87分
■監督:
 于仁泰(ロニー・ユー)
■出演:
 李國豪(ブランドン・リー)
 王敏德(マイケル・ウォン)
 陳惠敏(チャーリー・チャン)
 簡慧珍(レジーナ・ケント)
 孟海(マン・ホイ)
 楊斯(ヤン・スエ)
 黃志強(カーク・ウォン)
 谷峰(クー・フォン)
 吳孟達(ン・マンタ)
 成奎安(シン・フィオン)
 盧惠光(ロー・ワイコン)

●あらすじ
父・ブルース・リー同様、若くして非業の死を遂げたブランドン・リーのスクリーン・デビュー作。
親友の策略と知らずに殺人を犯し、投獄されたブランドン。
8年後、出所した彼の前に組織のボスとなったかつての親友が現れる。
平穏な生活を送ろうとするブランドンだったが、親友の魔手が愛する家族に及んだ時、怒りは限界を超えた!
クンフーのみならず、壮絶なガン・アクションで魅せる香港娯楽活劇。
(映画.comより)

★感想など
ブルース・リーのファンとしては、当然のように息子のブランドン・リーも好きである。
だがブランドン・リーの知名度は恐ろしく低いと思われる。
それは父同様に夭逝したことにより主演作が少ないこと。
おまけにその主演作の出来映えが割とバラけているからである。
まず映画デビュー作となった本作。
超大型新人デビューと破格の扱いを受けたようだが、脚本が面白くない。
監督も後に「フレディVSジェイソン」を作るまでになるロニー・ユーだが、この頃はただの若手。実力はまだまだだ。
相手役のマイケル・ウォンも若さが目立ち、まだ実力不足が否めない感じがある。
そして何より主演のブランドンが父親と同じように見られるのを嫌って、劇中で功夫をほとんど演じないのも問題だった。
序盤に楊斯とその手下たちと乱闘になり、ちょろっと功夫を見せてくれるが、その時の動きには確かにブルース・リー二世の力を感じることができる。
父親とは違い長身から繰り出されるハイキックの力強さと美しさは素晴らしいと叫びたくなる!
実際多くの観客たちもブランドンには父親譲りの截拳道(ジークンドー)を望んでいたが、
出来上がったデビュー作は暗いドラマに終始し、ラストは何故か「コマンドー」みたいな銃撃戦になっていた。
と言った感じでハッキリ言えばあまり面白くないのだが、香港では年間興収30位という結果は、割とヒットしたのかな?
だがブランドンはその後香港映画に出演することは二度となくなるのだが、それはまた次の機会にするとしよう。
コメント
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