「悪魔の呪い」
原題:CREATURE OF DESTRUCTION
1966年 アメリカ 80分
■監督:
ラリー・ブキャナン
■出演:
レス・トレメイン
パット・デラニー
アロン・キンケイド
スコッティ・マッケイ
●あらすじ
狂気の催眠術師が、先史時代の海の怪物の霊を肉体に呼び起こし、その怪物を使って連続殺人を犯す。
(Amazonより)
★感想など
と言った訳でリメイク版を。
まずカラーになっているのは進歩した点だね。
他は全てオリジナルの方が上かなあ。
まず本作はオリジナルの展開ほぼそのままだけど、オリジナルの脚本が100説明しているとしたら
このリメイク版の脚本は85くらいの説明になっているため、オリジナルを観ていないと所々解り辛い所がある。
あとキャラクターの演じ方も変わっているせいか、ちょっと違う風になってしまっている。
怪しげな催眠術師はオリジナルの方が怪しさ満点だったけど、そこは別にマイナス評価にはなっていない。
それに対比する心理学者は本作だとなんか喋り過ぎな感じ。
催眠術を掛けられる女性も、オリジナルでは自然と心理学者と惹かれあっていく描写があったのに本作では無し。
だから三人の関係がオリジナルとは違っているね。
そのせいかオリジナルとは違う悲劇的な結末を迎えるが、この改変はリメイク版ではあっているかも。
あと肝心なモンスターの描写なのだが、オリジナルはタイトルにもある通り霊なのでそれっぽい描写が中々良かった。
一方リメイク版のモンスターは実体を持っているのだが
歩き方が人間そのものなんだよね!
これは致命的だった。
ゆえにトータルするとオリジナルだけ観ればOKって事で。