レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

007/慰めの報酬

2023年07月24日 20時20分28秒 | アクション

「007/慰めの報酬」
原題:QUANTUM OF SOLACE
2006年 アメリカ/イギリス 106分
■監督:
 マーク・フォースター
■出演:
 ダニエル・クレイグ
 オルガ・キュリレンコ
 マチュー・アマルリック
 ジュディ・デンチ

●あらすじ
前作「カジノ・ロワイヤル」に引き続きダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役に扮した
人気サスペンス・アクションのシリーズ第22作。
本作は「カジノ・ロワイヤル」エンディングの1時間後から始まるというシリーズ中異例の続編。
初めて愛した女性を失い復讐心に駆られたボンドが、
諜報員である自らの使命との間で揺れながら闇の組織へ立ち向かう姿をリアリスティックに描く。
監督は「ネバーランド」のマーク・フォースター。
何者かの陰謀によって愛するヴェスパーを亡くし、復讐を誓ったボンドは、
彼女を操っていたミスター・ホワイトへの尋問から、巨大な組織が彼の背後にいることを知る。
その調査のため、まずハイチに向かったボンドは、そこでカミーユという謎めいた女性と出会い、
組織の幹部ドミニク・グリーンの存在を突き止めるが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
やっぱこれは「ボーン・アイデンティティー」シリーズのジェイソン・ボーンだね。
やたらアクションするけど、どれも今までの007シリーズなアクション・シーンじゃなくて
ジェイソン・ボーンがやるようなアクション・シーンばかり。
つまり目新しさが無い。
そして今までは割と無傷にクールにやり過ごしていたジェームズ・ボンドのアクションも
本作では常にぼろぼろになる。
まるで「ダイ・ハード」のジョン・マクティアナン並みにぼろぼろになる。
こういったところもボンドっぽくなくてすんなり受け入れ難い。
なんかここまでされると「マン・オブ・スティール」を観た時に感じたような違和感に近い物を抱くと言うか
かつてのスーパー・ヒーローを下から眺めて崇めて楽しんでいたのが昔だとしたら
15年くらい前の風潮って、遥か高みにいる憧れの存在の足を引っ張って地に叩き落して、しょせんお前も大した事ないと
皆が言いたかったような感じがして、これが絶対的に受け入れられない。
他人の悪口を言って貶めたからと言って、代わりに自分の立場とかが上がる訳じゃないじゃん。
そういう醜さを娯楽である映画で見せられるような感じは、ノー・サンキューって感じなんだよね。
ただそうは言っても、本作のラストは今後に期待させられる終わり方だったね。
何と言うか、ボンドが大人になったと言ううか成長したと言うか、そんな終わり方だった。
あの終わり方からすると次回からはいつものボンド像に近いものを、主演のダニエル・クレイグがどう演じるのか。
なんかそういった期待を抱かせるラスト・シーンで、実は結構次回作も楽しみにしてたりしています。
何せ映画は娯楽だからね!
コメント
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