「スケルトンライダー」
原題:BONE EATER
2007年 アメリカ 98分
■監督:
ジム・ウィノースキー
■出演:
ブルース・ボックスライトナー
ウォルター・コーニッグ
ギル・ジェラード
アドニ・マロピス
マイケル・ホース
●あらすじ
『キング・オブ・ロストワールド』のブルース・ボックスライトナー主演によるアクションアドベンチャー。
アリゾナ砂漠のリゾート開発現場で続発する謎の失踪事件。
捜査を開始したエバンス保安官は、アメリカ先住民に伝わる悪魔伝説の存在を知り…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
時期的にもタイトルからも、ニコラス・ケイジの2007年版「ゴーストライダー」の便乗企画かねえ。
監督ジム・ウィノースキーだし。
でもクレジットされている名前は何故かボブ・ロバートソンだった。
まあ内容的にはB級と言う程面白くはないし、かと言ってZ級と言う程ヒドクもない。
映画マニアにとっては、ある意味一番扱いに困る辺りの出来かも。
と言ってもこの頃のTVMらしいCGって感じで好感が持てる。
冒頭から隠す事なく全身ショットを披露してくれながら無差別に人間たちを襲ってくれるが
戦いのバリエーションが少ないのがちと難点かな。
だがモンスターをCGで描いている分、他の描写に極力予算を使わない撮影方式は観ていて楽しかったよ。
爆発シーンとかそういったお金が掛かる事はしない。
あえて違うやり方で人間を襲う!
と言った制作人の方針を感じられるアクションシーンは、制作陣の苦労が見えるようで
この辺のテクニックは流石ジム・ウィノースキーだと唸らされるね。
反面人間ドラマはかなり薄くて苦しい。
部族側のイケイケ兄ちゃんが、何で最後に保安官と殺し合いしているのかとかさっぱり理由が分からなかったし。
でもまあ本作なんてジム・ウィノースキーのファンしか興味ないだろうから、
ジム・ウィノースキー好きな人なら許容できるでしょ。