レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

スケルトンライダー

2023年07月12日 18時43分35秒 | ホラー

「スケルトンライダー」
原題:BONE EATER
2007年 アメリカ 98分
■監督:
 ジム・ウィノースキー
■出演:
 ブルース・ボックスライトナー
 ウォルター・コーニッグ
 ギル・ジェラード
 アドニ・マロピス
 マイケル・ホース

●あらすじ
『キング・オブ・ロストワールド』のブルース・ボックスライトナー主演によるアクションアドベンチャー。
アリゾナ砂漠のリゾート開発現場で続発する謎の失踪事件。
捜査を開始したエバンス保安官は、アメリカ先住民に伝わる悪魔伝説の存在を知り…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
時期的にもタイトルからも、ニコラス・ケイジの2007年版「ゴーストライダー」の便乗企画かねえ。
監督ジム・ウィノースキーだし。
でもクレジットされている名前は何故かボブ・ロバートソンだった。
まあ内容的にはB級と言う程面白くはないし、かと言ってZ級と言う程ヒドクもない。
映画マニアにとっては、ある意味一番扱いに困る辺りの出来かも。
と言ってもこの頃のTVMらしいCGって感じで好感が持てる。
冒頭から隠す事なく全身ショットを披露してくれながら無差別に人間たちを襲ってくれるが
戦いのバリエーションが少ないのがちと難点かな。
だがモンスターをCGで描いている分、他の描写に極力予算を使わない撮影方式は観ていて楽しかったよ。
爆発シーンとかそういったお金が掛かる事はしない。
あえて違うやり方で人間を襲う!
と言った制作人の方針を感じられるアクションシーンは、制作陣の苦労が見えるようで
この辺のテクニックは流石ジム・ウィノースキーだと唸らされるね。
反面人間ドラマはかなり薄くて苦しい。
部族側のイケイケ兄ちゃんが、何で最後に保安官と殺し合いしているのかとかさっぱり理由が分からなかったし。
でもまあ本作なんてジム・ウィノースキーのファンしか興味ないだろうから、
ジム・ウィノースキー好きな人なら許容できるでしょ。
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悪魔の手毬唄

2023年07月12日 18時43分04秒 | ミステリー/犯罪

「悪魔の手毬唄」
1977年 日本 144分
■監督:
 市川崑
■出演:
 石坂浩二
 岸恵子
 若山富三郎
 中村伸郎
 北公次
 永島暎子
 加藤武
 大滝秀治
 岡本信人
 大和田獏

●あらすじ
石坂浩二主演による怪奇ミステリーシリーズ。
古い因習が息づく鬼首村で、村に伝わる手毬唄をなぞらえた連続殺人事件解決を
要請されて駆けつけた金田一は、手毬唄に隠された謎を探る。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
この市川崑監督による東宝金田一シリーズを観ると、ビジュアルで分かりやすいのは良いなと感じるね。
小説を読んだのって子供の頃だったのもあって、文章だけで情景が良く分からないシーンが結構あったんだよね。
桝で量って漏斗で飲んでとか言われても、まず桝とか漏斗が何か分からなかったもんね。
そう言えば文章で良く分からないままだったのが、「本陣殺人事件」のトリックだな。
あれも理解するために、どれかの映像版を観てみたいな。
とは言え本作は脚本も優れていて、序盤からちゃんと伏線がそれとなく張られているのが素晴らしい。
観る前は上映時間長いなあとか思っていたが、実際観始めてみたらそんな事はなく、
バランス良く話が進んで行くので、長いのもほとんど気にならなかった。
こうなってくると次作の「獄門島」も早速観たくなってくるね。
何せ「獄門島」は横溝正史の一番の傑作として長く評価されてきた作品だからねえ。
しかしこの頃の映画版は大丈夫だろうけど、「獄門島」って今作ったらあの有名な
「きちがいじゃが、しかたがない」の台詞ってどうしてるんだろうか?
恐らく今はそのままは使えないんだろうが、でもこの台詞は「獄門島」において最重要キーワードだからねえ。
その辺を上手く処理している、今の脚本家の力量もみてみたい気もするが、まずは王道の東宝版からだね。
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