劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ
2023年 日本 101分
■監督:
大谷健太郎
■出演:
松村沙友理
中村里帆
MOMO(@onefive)
KANO(@onefive)
SOYO(@onefive)
GUMI(@onefive)
和田美羽
伊礼姫奈
片田陽依
あかせあかり
ジャンボたかお(レインボー)
豊田裕大
●あらすじ
何者でもなかったフリーターが、伝説的ファンになった──。
その“推し”との出会いは3年前の七夕まつり。
岡山のローカル地下アイドルChamJamの舞菜に人生初!のトキメキを感じてしまったえりぴよは、
舞菜ひとすじの人生を送っている。
パン屋で働き、その収入のほぼすべてを推しに注ぎ、自らの服装は高校時代の赤いジャージのみという徹底ぶり!
舞菜を推し続けること4年目に突入したある日、ChamJamに東京進出の話が浮上し、ますます応援に磨きがかかる。
一方で、チャンスが訪れながらも、人気が伸び悩み葛藤する舞菜。
果たして彼女たちは武道館に行くことができるのかー。
(公式「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」より)
★感想など
いやあ、最高に楽しかった!
まずこの劇場版が、まんまドラマ版の延長だった事が、何よりも嬉しい。
「あぶない刑事」とかがそうだったんだけど、TVドラマが劇場版になると、何故か音楽が全て別物になる。
ドラマ版で使用していた曲が一切登場しなくなるので、全体の雰囲気が全然違うものに変わる。
このドラマの音楽好きだから、そこは変わっていなくて、実に良かった。
あと映画にすると、何故か「感動」とか泣きの要素を入れてきがち。たとえ元がコテコテのコメディだとしても。
実際本作でも泣きの要素は入っているけど、別にそこがウリとしている訳ではないので、素直に感動できる。
この映画版は、ドラマ版で描かれたいくつかの気になる要素を、可能な限り全て回収した超解決版って感じ。
これが実に痛快で楽しかったし、嬉しかった。しかもそれがさりげなく解決してくのが、また素晴らしい。
あとこれは意識しているのか、全キャラクターに均等にスポットが当たるような作りになっていた。
まあ折角映画にするからと言う、スタッフ側の優しさかも知れない。
そこには満足しているのだが、気のせいかくまささんの出番が少なく感じたのは、きっと彼がドラマ版の中心に居たからであろう。
キャラで一番良い活躍をしたなと思ったのは、えりぴよの同僚・美結(あかせあかり)
えりぴよに対して鋭いツッコミを入れたり、舞菜への優しさとか、正にナイスアシストって感じだった。
あとちょっとビックリしたのは、舞菜役の伊礼姫奈と、玲奈役の片田陽依。
この二人がドラマ版より、全然可愛くなってると思った。
二人ともまだ十代なんだっけ?
であればちょっと見ない間に、大きく可愛くなる年頃か。
特に片田陽依は、他の作品も観たくなるような魅力があった。ちょっと注目しておこうかな。
まあ総じて、TVドラマから始まってこの劇場版で全てが完結している!
大変満足したので、是非武道館を目指すシーズン2を作って頂きたい!
ラストは東京武道館でのライブで良いからさ(笑)