「コンボイ」
原題:CONVOY
1978年 アメリカ 104分
■監督:
サム・ペキンパー
■出演:
クリス・クリストファーソン
アリ・マッグロー
アーネスト・ボーグナイン
バート・ヤング
●あらすじ
大型トラックの運転手(クリストファーソン)と保安官(ボーグナイン)の確執を軸に、
爆走する大型トラック軍団の迫力をバイオレンス・アクションの巨匠サム・ペキンパーが描いた作品。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
アメリカの雄大な田舎を舞台に繰り広げられる、アメリカ版「トラック野郎」
と言うか「トランザム7000」をトラックに変えた亜流とも言えるが、実に退屈な映画だった。
珍しくアーネスト・ボーグナインが悪役なのだが、これがかなりの悪党で、かなり嫌なやつである。
保安官である事を利用して、トラッカー達から賄賂をむしり取り、不当逮捕して拷問を加えるわやりたい放題。
挙句ラストには軍隊まで登場させて、主人公を戦車で射殺するなど、いくら権力があるにしてもやり過ぎである。
ここにリアリティが全くないので、単純に楽しくない。
序盤の酒場での喧嘩シーンでやたらスローモーションを多用するのもペキンパーぽいのかも知れないが
これが全く意味のないシーンで多用しているため、全然格好悪いんだけど。
この無駄なスローモーションの多用は「ハイキック☆ガール!」を思い出したけど、本作の方が何倍も格好悪かった。
と言ったところで、かなり盛り上がりに欠ける作品だが、まあサム・ペキンパーが好きならば。