レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

多羅尾伴内シリーズ 十三の魔王

2024年10月30日 19時44分10秒 | ミステリー/犯罪

「多羅尾伴内シリーズ 十三の魔王」
1958年 日本 93分
■監督:
 松田定次
■出演:
 片岡千恵蔵
 進藤英太郎
 高峰三枝子
 高倉健
 志村喬

●あらすじ
衆人環視の中、一人のうら若き女性・雪江が競馬場の屋上から真っ逆さまに転落していった。
謎の殺人?
だがそれは飛び降り自殺と断定される。
疑念を持つ伴内は密かに調査に乗り出す。
その雪江の元恋人である譲吉、その譲吉との親族関係にある伊豆丸博士夫妻を巻き込み、
事件は第2、第3の謎の殺人事件へとつながっていく…。
その事件の謎を一つ一つ解きほぐしていく伴内。
なんとこの事件の背後には国際犯罪団の秘密と密接に結びついていたのだった。
すべては、大都会の裏で暗躍する十三の魔王の陰謀だった…。
遂に伴内の正義の二丁拳銃が国際秘密結社の野望を打ち砕くため、咆哮する!
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
多羅尾伴内シリーズもいよいよ第10弾。
ここでなんと初めてカラーになりました。
作品に初めて色が付いたからか作風も変化していて、音楽や展開など今までよりさらに娯楽色が高くなっている。
さらに映画の始まりに事件が起きるのが定番だが、本作は競馬場が舞台なので、過去作と比べて一番スケール感が大きい。
この時代の競馬を見る事が出来るのも嬉しいが、出演者に高倉健が居る事にビックリする。
1958年なのでまだデビューして2年目になるのかな。
脇役としてチンピラ役を演じているのが、凄く新鮮である。
脚本も何だか今までと比べてミステリー要素が強くなったと言うか、複雑化してきたのもより面白さに拍車を掛けている。
ここに来て娯楽作として円熟味が増してきた感がある本シリーズ。
楽しくなってきましたよ。

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