レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

メイズ・ランナー:最期の迷宮

2025年01月03日 16時57分52秒 | SF/ファンタジー

「メイズ・ランナー:最期の迷宮」
原題:THE MAZE RUNNER: THE DEATH CURE
2018年 アメリカ 142分
■監督:
 ウェス・ボール
■出演:
 ディラン・オブライエン
 カヤ・スコデラーリオ
 トーマス・ブローディ・サングスター
 キー・ホン・リー
 デクスター・ダーデン
 アレクサンダー・フローレス
 ジェイコブ・ロフランド
 ローサ・サラザール
 ジャンカルロ・エスポジート
 パトリシア・クラークソン
 エイダン・ギレン
 ウィル・ポールター

●あらすじ
シリーズ興収1,000億円を超える大ヒットSFサバイバル・アクション、遂に完結!
最期の迷路(メイズ)を攻略せよ!
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
まず最初に思ったのは、主人公のディラン・オブライエンが少し老けてしまった事だ。
まあこれはパート1から制作年度が遅れてしまっているからしょうがない事なんだが。
ブレンダ役のローサ・サラザールも、前作では超ショートだった髪型が、本作ではかなり伸びている。
まあ代わりに随分可愛くなっていたので、これはこれで良し。
さて前2作を観て大いに期待した完結編となるパート3ではあったが、ちょっと期待外れだったかな。
まずストーリーの方はやってる事が2と大差ないと言った印象を受けた。
1と2ではストーリーの広がり方も展開の仕方もガラっと変わった感じを受けたが
3はほぼ2の続きと言うか、2の話を無理矢理3に引き延ばしたような感じを受けた。
そして最後まで観ていて思ったのは、この話では終始秘密組織“WCKD”が悪者として描かれているが、果たしてそうなのかと?
この作品世界では太陽によってウイルスが蔓延し、多くの人間が死んでいる。
そんな中ウイルスに対して抗体を持っている若者たちから血清を作ろうとしている組織がWCKDだ。
まあやり方についてはちょっと問題があるが、目的は悪くはない。
一方WCKDに立ち向かう主人公たちだが、まず彼らは人類を助けようだとか、同じ境遇にある若者たちを助けようなどと言う考えはない。
どんな事になっても助けるのは自分たちの仲間だけ。他は知らないと言った行動を取るのだ。
今まではあまり気にならなかったが、本作ではその部分がヒドイ。
冒頭WCKDに囚われ貨物列車で輸送される若者たち。
若者たちは5両の貨物列車に分散して運ばれていたのだが、主人公たちが助けるのは仲間のミンホが居る車両だけ。
残りの4両は放置して逃げているので、残った彼らはそのままWCKDに連れていかれるのだろう。
そして持ってきた車両にミンホがいないと分かるや、敵の本拠地に乗り込んでミンホを助けようと提案するが
一人を救うために大勢の仲間を犠牲にできないとレジスタンスのリーダーから正論で諭されると
その日の夜に一人で脱走。ミンホを助けに暴走する。
とこういった描写がずっと続くので、観ていて段々感情移入できなくなってきて、最後には主人公の事はどうでも良くなるくらい
全編を通して彼の行動は身勝手だった。
まあご察しのとおり、タイトルにあっても本作にも迷宮なんてビタ一文でてこないが、
SF描写は中々のものだったので、そういったのが好きな方には良いかも。
でも本作はパート1だけで十分だったかもな。
まあ1を観たら続きも観たくなってしまうけどね。

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