「SFヘルスラッシャー」
原題:HELL COMES TO FROGTOWN
1987年 アメリカ 86分
■監督:
R・J・カイツァー
ドナルド・G・ジャクソン
■出演:
ロディ・パイパー
ウィリアム・スミス
サンダール・バーグマン
●あらすじ
『ゴジラ1985』のR・J・カイツァー監督による幻のカルト作。
核戦争により荒廃した近未来、男性は生殖能力を失っていた。
強靭な肉体を持ち唯一生殖能力を保持していたサル・ヘルは、
人類存亡のために美人科学者・スパングル博士と共に旅立つが…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
ロディ・パイパーと言えば代表作は「ゼイリブ」で、掛けると異星人がガイコツに見えるサングラスを使って
地球へ侵入してきた異星人と戦う映画だが、出来はイマイチだった気がする。
ただ「ゼイリブ」は80年代のレレレでは良く聞くタイトルで、その際に必ず用いられるフレーズが
プロレス出身のロディ・パイパー主演だ。
正直「ゼイリブ」意外の出演作を知らなくて、本作の事も知らなかったので懐かしい気持ちもあり観てみたが
まず一言で言ってレレレだよね。
核戦争後に一人だけ生殖機能を持った男は貴重だとばかりに、政府がこの男に貞操帯を付けさせて管理しようとする。
それなのにカエル星人が牛耳る危険な街に行って囚われている女達を救い出し、挙句の果てに妊娠させてこいと言う
無茶もいいとこなミッションを与える。
折角世界を滅亡から救う救世主が見付かったと言うのに、その救世主を命の危険が大いにある危険な街に行かせるとは
この政府も何を考えているのか理解に苦しむね。
まあこの男に見張り役として女性をつけるが、この女性の役割の一つに男に迫ってその気にさせ
生殖機能が衰えてないか確認すると言う、これ又阿保な展開があるしなあ。
まあ核戦争後と言いながら、あきらかにその辺の裏山で撮影したであろう風景とか
人物もマシンも登場する数がやたら少ないなど、低予算全開な感じではあるが
脚本・演出・特撮など全てが80年代のレレレって感じで、実に最高にいい感じだ。
このノリが分かる人なら、是非鑑賞してみてはいかがでしょうか。
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