
「13日は金曜日 PART25 ジャクソン倫敦へ」
原題:HAND OF DEATH
1988年 イギリス 85分
■監督:
アンダース・パーム
■出演:
グレゴリー・コックス
フィオナ・エヴァンス
エドワード・ブレイシ
●あらすじ
その名も”13金”のジェイソンならぬ、ホッケー・マスクの殺人鬼”ジャクソン”が、
能天気なロンドン・パンクどもを次々と血祭りにあげる、13日は金曜日!
だがジャクソン、パンクの一人、盲目の娘シェリーに恋をした。
だがだがしかし、長くは続かぬ二人の蜜月。
呪われた殺人鬼の血ゆえに、愛するジェリーを自らの凶刃にかけたジャクソンが、
ロンドンの街頭に見たものは・・・・・・!!
ああそれは呪われたスプラッター・ムービーの宿命か。
(ビデオ・ジャケットより)
★感想など
「13日の金曜日」の亜流作品は沢山存在するが、その中でも割と有名な部類に入る作品だと思う。
88年のアボリアッツ国際ファンタスティック映画祭で
恐怖部門グランギニョール賞を受賞しているらしいが、賞の名前を聞いても
正直何を評価する賞なのかがさっぱり分からないんだが!
さて内容の方はホラーと言うより、何故か恋愛映画である。
最初からいくと、まずいきなりジャクソンが訳もなくロンドンの若者を殺害するシーンから始まるが
この特撮レベルが恐ろしく低レベルなので、全くグロさを感じなくて済むので安心して観る事ができる。
そして最後に殺そうと思っていた盲目の女性は、彼氏を紹介されるために待っていたので
自分を殺しにきたジャクソンを紹介される彼氏と勘違いして大喜びし、早速自宅に連れ帰ってヤってしまう。
経験が少なそうなジャクソンに比べて、彼女はSMが大好きなアブノーマル・キャラで、
殺人鬼であるジャクソンの方が腰が引けると言う、良くわからん展開になる。
そのジャクソンにしてもシェリーの家に行った時から良く喋るようになり、喋り出してからは殺人鬼と言うよりかは
只の悩める若きナイーブな若者にしかなっていないのだ。
とまあホラー映画の中でも、かなり特殊な内容の作品と言えるかな。
DVD化はしていないし、これからもDVD化される事もなさそうだけど、よっぽどのマニア以外は観なくてもいいかも?
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