レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ザ・カラテ

2022年02月21日 12時48分07秒 | 功夫/空手/武侠片

「ザ・カラテ」
1974年 日本 87分
■監督:
 野田幸男
■出演:
 山下タダシ
 鈴木正文
 山城新伍
 堀越陽子
 片桐竜次
 川谷拓三

●あらすじ
黒い強拳、世界を制す!世界の強豪、日本に集結!
その真っ只中に帰ってきた沖縄小林流七段・山下タダシの閃光必殺技が冴え渡る!
ブルース・リーに古武道を指導し、全米に空手ブームを巻き起こした男・山下タダシが、
日本凱旋主演第1回作品として、空手の真髄を披露した痛快アクション映画。
5万ドルの賞金と自分の武術をためすため、日本で開催される世界武道大会に出場しようと
20年ぶりに帰国した空手の達人・山下タダシが、次々と難敵を叩きつぶし、
大会を利用して私腹を肥やそうとする悪者一味と対決する。
(一般社団法人日本映画製作者連盟より)

★感想など
当時の東映がいかにカラテ映画に力を入れていたかが分かるシリーズだね。
1974年と言えば、東映のカラテ映画シリーズも始まったばかり。
千葉真一の「殺人拳」シリーズや、志穂美悦子の「女必殺拳」シリーズとあわせて三本柱を狙ったのかな?
さて謎の主演俳優である山下タダシは英語名ブロンソン・リーと言う。
きっとヒゲがチャールズ・ブロンソンぽいから、付けたんだろうな。
チャールズ・ブロンソン+ブルース・リーで、ブロンソン・リーにしたとみた!
名前は日本人ぽいんだけど海外育ちなせいか、かなりカタコトで怪しげな日本語を喋る。
これが吹き替えでわざとやっているのか本人なのかちょっと判断が付かないんだけど。
もしこれが本人だとすると、吹き替えにしない限りスターになるのは辛いな。
空手の腕前はかなり良いんだけどね。
これはカラテ映画を観ていてかなり安心できるポイントである。
しかし脚本の方がかなりトンデモで、今もレレレを書いていたら絶対にレレレに書いていたな。
何せ世界武道大会に集まる連中が、皆殺人空手の使い手であり、さらに素手のやつが皆無。
特技が投げナイフとか、棒術とか、鞭と斧とかばっかり。裏社会の暗殺者の集まりにしか見えない。
もしくはジミーさんの「片腕ドラゴン」の世界観だね!
世界の暗殺空手集団が出てくる時にアイキャッチが入るのも、初期の「女必殺拳」のようで嬉しい。
主人公のキャラクターが結構破綻していて、全然正義の人ではないが
千葉真一の「殺人拳」よりかはマシだから良いかな?
とにかくあの当時の熱い熱を感じられる映画であることは間違いない作品。
デタラメに見えるから知れないけど、そういった映画ほど愛しているのが当ブログ!
好きな方は是非どうぞ!

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