レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

大西部無頼列伝

2011年07月23日 21時53分36秒 | 西部劇

「大西部無頼列伝」
原題:ADIOS, SABATA/INDIO BLACK
1971年 伊 106分
■監督:
 フランク・クレイマー
■出演:
 ユル・ブリンナー
 ディーン・リード
 ジェラルド・ハーター
 サル・ボージェス
 ペドロ・サンチェス
 ニック・ジョーダン

●あらすじ
『西部悪人伝』に続くサバタ三部作の第2弾。
本作だけユル・ブリンナーが主演を務め、全身黒ずくめの賞金稼ぎをタフでニヒルに魅せる。
トリッキーなガンプレイや奇想天外な得意技を持つ脇役など見せ場が満載。

革命騒動下の19世紀メキシコ。
全身黒ずくめの賞金稼ぎの“サバタ”ことインディオ・ブラックは、稼いだ賞金を孤児院へひそかに寄付していた。
そんな彼の腕を見込んだオーストリア軍スキメル大佐は自分たちの味方につけようと買収するが、
一方で革命軍にも通じていたサバタはオーストリア軍の軍資金強奪を計画する。
仲間に加わったコソ泥バランタインの情報を元に強奪計画を成功させるが、輸送されていた金は偽物だった。
(ザ・シネマより)

★感想など
日本、及び海外ではサバタ・シリーズと銘打たれているが、実は違う。
主演のユル・ブリンナー以外の、スタッフ・キャストが共通しているだけの別作品なのだが
強引にサバタ・シリーズとなった一作である。
ストーリーの方はメキシコ革命を背景にしつつも、マカロニ色濃厚な一作となっていた。
何より、ハリウッドの大スターであるユル・ブリンナーが、マカロニ・ウエスタンに主演している事の方が重要であろう。
マカロニがハリウッドを席巻していた事実として、記録に残る作品だと思う。
そういった意味では、歴史的に貴重な意味をもたらすが
前作のような、アクション面におけるケレン味は失われていないので
アクション志向の人には、割とオススメである。
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西部悪人伝

2011年07月21日 22時01分38秒 | 西部劇

「西部悪人伝」
原題:SABATA
1970年 伊/スペイン 107分
■監督:
 フランク・クレイマー
■出演:
 リー・ヴァン・クリーフ
 ウィリアム・バーガー
 フランコ・レッセル
 リンダ・ヴェラス
 ペドロ・サンチェス
 ニック・ジョーダン

●あらすじ
闇に沈む西部の町ドハティに、精悍な顔付に孤独のかげりをみせる男、サバタが表われた。
酒場に足をとめた彼が、そこの主人ファーガスンのいかさまを見破っている時、銀行強盗現わるの報が入って来た。
それと同時に、サバタの姿が消えていた。
翌朝、多くの死体と無傷の金庫をもって、彼は町へ戻ってきた。
警備隊長は彼に賞金を渡し、盗賊団をあくまで追求すると宣言。
この時、この町の有力者、大牧場主ステンゲル男爵、オハラ判事、ファーガスンたちの顔色が青ざめたのを、サバタは見逃さなかった。
(キネマ旬報映画データベースより)

★感想など
やっと観始めた、サバタ・シリーズ第一作。
目的は勿論、リー・ヴァン・クリーフ!
「夕陽のガンマン」のモーティマ大佐の、その後を描いたかのようなキャラクターには、かなり惚れる。
まあ、サバタの目的とかがさっぱり判らないと言う難点はあるのだが。
監督が007のファンらしく、銃撃、アクション・シーンには創意工夫がこらされていて面白い。
と言っても、レレレ的に面白いのだが、これがケレン味たっぷりで堪らないんだよねえ。
悪役の垂れ目っぷりも見逃せないし、脇役として登場するニック・ジョーダンの動きが凄い!
トランポリンを多用したジャンプ・アクションは、まるで体操選手。
ジュリアーノ・ジェンマみたいに、彼も体操出身なのかもね。
007ライクな秘密兵器と言い、ニック・ジョーダンの体操アクションと言い、確かに今までのマカロニ・ウエスタンとは違っている本作。
でも大変残念なのが音楽。
別に悪くはないのだが、どの音楽もこの映画にはあっていないと感じてしまうのだ。
西部劇、いやさマカロニ・ウエスタンっぽくないと言うとちょうど良いか。
007好きだけに、現代劇のスパイ・アクションとかならピッタリ来そうな音楽ではあるが。
映画における音楽の重要さは大きいだけに、音楽が大きく足を引っ張ったようで残念である。
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DENGEKI 電撃

2011年07月19日 22時22分53秒 | スティーヴン・セガール

「DENGEKI 電撃」
原題:EXIT WOUNDS
2001年 米 101分
■監督:
 アンジェイ・バートコウィアク
■出演:
 スティーヴン・セガール
 DMX
 マイケル・ジェイ・ホワイト
 エヴァ・メンデス
 アンソニー・アンダーソン

●あらすじ
デトロイト警察の熱血刑事ボイドは、過激な捜査でトラブルばかり起こし、
とうとう無法地帯の犯罪地区へ左遷されてしまう。
女性の上司に性格改善セミナーに通わされ、イライラを募らせる彼は、
警察保管庫から盗まれたヘロインの行方を追い始める。
事件の裏に警察内の汚職を突き止めた彼は、ついに積もり積もった怒りを爆発させる。
(キネマ旬報映画データベースより)

★感想など
あらすじを読むと、なんか常にセガールが怒ってるかのようだな。
別にそこまでではなくて、要はいつものセガールですがね。
本作は最近のセガールにしては割と面白かった。
警察内部の腐敗と戦い、バディ物の要素も持つ。
良くある刑事物アクションの話なんだが、セガールが演ると非常に新鮮に感じる!
黒人ボス役は「プレデター」に出てたやつだし、「ロミオ・マスト・ダイ」にも出てた
あの声が甲高い、イラつく黒人デブまで登場。
こいつ、何でこんなにイラつくんだろうか?
まあ全体的にセガール映画としては中の上クラスだが、なんだか最近のセガール物が恋しくなってしまった。
すっかりやる気がない演技。どうにもひねりがないストーリー。ダブル多用過ぎのアクションと。
その内、ここ数年の駄目セガール映画を観るとしよう。楽しみ、楽しみ。
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エロキチ三平 全裸人魚伝説の謎

2011年07月19日 22時22分26秒 | セクシー

「エロキチ三平 全裸人魚伝説の謎」
2003年 日本 72分
■監督:
 黒鯖日明
■出演:
 常磐桜子
 真崎ゆかり
 倉本麻衣
 瀧本武

●あらすじ
「オラに釣れないオナゴはいねーぞ!!」
どんな大物も釣りあげる、サオが自慢のエロキチ三平!
幻の「全裸人魚」をめぐって、性器の大勝負が始まる!
先祖代々伝わる秘伝の釣り竿「魚正宗」を使って、今日もガール・フィッシングに精を出す身開三平。
幼なじみの赤貝ルリから嫉妬されながらも、エロキチ三平はオンナ釣りを止められない!!
(DMM.COMより)

★感想など
実にくだらなかったね。
でも、この手のものの中ではそんなに悪くないかも。
赤貝ルリ役の常磐桜子が居なかったら、すぐ観るの止めてたかも。
この子初めて見たけど可愛いね。
方言喋りの役も良かったのかもしんない。
いつか機会があったら、彼女のAVを観てみよう。
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仁義なき戦い 総集篇

2011年07月16日 16時27分17秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「仁義なき戦い 総集篇」
1980年 日本 227分
■監督:
 深作欣二
■出演:
 菅原文太
 梅宮辰夫
 松方弘樹
 北大路欣也
 千葉真一
 金子信雄
 小林旭
 田中邦衛
 渡瀬恒彦
 伊吹吾郎
 梶芽衣子
 山城新伍
 成田三樹夫
 池玲子
 加藤武
 山本麟一
 三上真一郎
 川谷拓三
 野口貴史
 室田日出男
 丹波哲郎
 黒沢年男

●あらすじ
飯干晃一原作の、実録ヤクザ映画の最高峰「仁義なき戦い」シリーズ。
その第1部「仁義なき戦い」から第4部「頂上作戦」までを再編集。
3時間44分にまとめあげたディレクターズ・カット版。
これまで劇場でしか見られず、ファンの間で人気が高かった作品。
本編開始から2時間後に休憩を挟む超大作。
(東映チャンネルより)

★感想など
長いけど、長さは感じさせない作品。
元が映画史に残る大傑作なんだから当たり前だけど。
元の五部作は何度も観てるから、必然的にどこをカットして総集篇にしたのかが気になるポイント。
ちょっと、さらっとまとめてみよう。

「第一部」
比較的カットされていないパート1。
思いつく限りで言うと、若杉が片腕を切るシーンとか、野口貴史が「ナンボ入ってるんですか」と聞くシーン。
若杉の兄貴をサツにチンコロしたんはおどれらか、のシーンとかかなあ。

「広島死闘篇」
かなりカットされている。
特に勝利絡みのシーンがカット対象になっている。
これからは博徒大友組じゃけんも無いし。
しかも広能がほとんど登場しない。
まあオリジナルがそうなんだけど、これに関しては不満が残るカットだった。
広島死闘篇が終わった時点でぴったり二時間くらい。
広島死闘篇のエンディング画面に「休憩」と入る。イカス。

「代理戦争」
実は五部作で一番好きなのが代理戦争。
しかしこれもカットが多かった。
渡瀬恒彦が組に入る時と死ぬ時のシーンしかないため、リンチ食らうシーンも
「母ちゃんよう」のシーンもない。
オリジナルが猛烈に観たくなった。

「頂上作戦」
やっちん絡みは全てカット。
あと、ひろしと義西会の藤田絡みの話もカット。最後ひろしが殺すとこだけ。
広能-武田絡み以外の部分はほとんどカットと言った感じ。

全体として、中心となる話以外はカットして進む感じ。
仁義なきは脇のキャラクターの話も多いため、その辺は軒並みカットが多い。
仕方ないと言えば仕方ないが、好きなシーンも多いだけに残念。
この総集篇はとにかく殺しのオンパレードみたいな印象になっており
登場したかと思えば、何のエピソードもなく突然殺されたりするのもざら。
新たなナレーションを追加までして気合は充分だが、元を観ていないと話が分かり辛いかも。
でもこれは凄いボリューム感のある映画。
是非オリジナル五部作を観てから、本作を観ることをオススメします。
そして五部作をもう一回見直すと(笑)
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