レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

奴らを高く吊るせ!

2011年07月26日 22時28分56秒 | 西部劇

「奴らを高く吊るせ!」
原題:HANG 'EM HIGH
1968年 米 114分
■監督:
 テッド・ポスト
■出演:
 クリント・イーストウッド
 インガー・スティーヴンス
 エド・ベグリー
 ジェームズ・マッカーサー
 ベン・ジョンソン
 デニス・ホッパー

●あらすじ
牛泥棒の濡れ衣を着せられたジェドは、裁判もなしに、カウボーイのウィルソンたち9人の男によって縛り首にされる。
だが奇跡的に助かった彼は、復讐のために保安官となって舞い戻る……。
マカロニ・ウェスタンで一躍スターとなったC・イーストウッドのハリウッド凱旋作。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
牛泥棒と間違われた男が、汚名を雪ぐために復讐する話ってのは
前にもジュリアーノ・ジェンマ主演の映画でも観た記憶がある。
内容は本作の方が強烈だが。
開始早々、いきなりイーストウッドが首吊りの刑になるのはショッキング極まりない。
しかも首吊られて、生きている設定も凄いが。
その後のストーリー展開は重いの一言に尽きる。
監督のテッド・ポストは「ダーティハリー2」の時もそうだったが、非常に暗く重いトーンでヘビーな物語を作る人だ。
音楽も相乗効果となって、シリアス一辺倒な展開となる。
軽い娯楽作を求めている人には、決して向かない監督と言えよう。
内容も社会派っぽく、イーストウッドが抵抗しても結局どうにもならない現実を突きつけたりする。
映画の終わり方も、普通の娯楽作では考えられない終わり方をする。
そういった意味でも異色な本作。
たまには、こういった作品を観てみるのもいいかも知れない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする