レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

西部決闘史

2011年07月23日 21時54分01秒 | 西部劇

「西部決闘史」
原題:RETURN OF SABATA
1972年 伊/スペイン 106分
■監督:
 フランク・クレイマー
■出演:
 リー・ヴァン・クリーフ
 ライナー・ショーン
 ジャンピエロ・アルベルティーニ
 アナベラ・インコントレラ
 ジャンニ・リッツォ
 ペドロ・サンチェス
 ニック・ジョーダン

●あらすじ
「西部悪人伝」の続編。
今回は、サーカス団の人気スター、早打ちガンマンのサバタが、
銀行家と手を組み住民たちの金を偽札とすり替え私腹を肥やす町の有力者を退治する。
“サバタ”シリーズは「大西部無頼列伝」に続く。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
何と言うか、今までで一番面白くなかった。
話の焦点が最後までどこに当たっているのかが分かり辛いのが難点。
サバタのキャラクターも、前作に比べて格好良さが失われてしまっている。
前作は「夕陽のガンマン」のモーティマ大佐そのものと言ってもよいような格好良さだったのに比べ
本作では、上辺だけの格好良さを追求しているような、底の浅い感じが嫌だった。
劇中で語られるように、正に手品師って感じ。
とは言え、マカロニ・ウエスタンはリー・ヴァン・クリーフが出ているだけで
五割り増し面白くなることは間違いないので、そういった点ではファンにはオススメと言えるだろう。
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大西部無頼列伝

2011年07月23日 21時53分36秒 | 西部劇

「大西部無頼列伝」
原題:ADIOS, SABATA/INDIO BLACK
1971年 伊 106分
■監督:
 フランク・クレイマー
■出演:
 ユル・ブリンナー
 ディーン・リード
 ジェラルド・ハーター
 サル・ボージェス
 ペドロ・サンチェス
 ニック・ジョーダン

●あらすじ
『西部悪人伝』に続くサバタ三部作の第2弾。
本作だけユル・ブリンナーが主演を務め、全身黒ずくめの賞金稼ぎをタフでニヒルに魅せる。
トリッキーなガンプレイや奇想天外な得意技を持つ脇役など見せ場が満載。

革命騒動下の19世紀メキシコ。
全身黒ずくめの賞金稼ぎの“サバタ”ことインディオ・ブラックは、稼いだ賞金を孤児院へひそかに寄付していた。
そんな彼の腕を見込んだオーストリア軍スキメル大佐は自分たちの味方につけようと買収するが、
一方で革命軍にも通じていたサバタはオーストリア軍の軍資金強奪を計画する。
仲間に加わったコソ泥バランタインの情報を元に強奪計画を成功させるが、輸送されていた金は偽物だった。
(ザ・シネマより)

★感想など
日本、及び海外ではサバタ・シリーズと銘打たれているが、実は違う。
主演のユル・ブリンナー以外の、スタッフ・キャストが共通しているだけの別作品なのだが
強引にサバタ・シリーズとなった一作である。
ストーリーの方はメキシコ革命を背景にしつつも、マカロニ色濃厚な一作となっていた。
何より、ハリウッドの大スターであるユル・ブリンナーが、マカロニ・ウエスタンに主演している事の方が重要であろう。
マカロニがハリウッドを席巻していた事実として、記録に残る作品だと思う。
そういった意味では、歴史的に貴重な意味をもたらすが
前作のような、アクション面におけるケレン味は失われていないので
アクション志向の人には、割とオススメである。
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