「西部決闘史」
原題:RETURN OF SABATA
1972年 伊/スペイン 106分
■監督:
フランク・クレイマー
■出演:
リー・ヴァン・クリーフ
ライナー・ショーン
ジャンピエロ・アルベルティーニ
アナベラ・インコントレラ
ジャンニ・リッツォ
ペドロ・サンチェス
ニック・ジョーダン
●あらすじ
「西部悪人伝」の続編。
今回は、サーカス団の人気スター、早打ちガンマンのサバタが、
銀行家と手を組み住民たちの金を偽札とすり替え私腹を肥やす町の有力者を退治する。
“サバタ”シリーズは「大西部無頼列伝」に続く。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
何と言うか、今までで一番面白くなかった。
話の焦点が最後までどこに当たっているのかが分かり辛いのが難点。
サバタのキャラクターも、前作に比べて格好良さが失われてしまっている。
前作は「夕陽のガンマン」のモーティマ大佐そのものと言ってもよいような格好良さだったのに比べ
本作では、上辺だけの格好良さを追求しているような、底の浅い感じが嫌だった。
劇中で語られるように、正に手品師って感じ。
とは言え、マカロニ・ウエスタンはリー・ヴァン・クリーフが出ているだけで
五割り増し面白くなることは間違いないので、そういった点ではファンにはオススメと言えるだろう。