レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

プロムナイト(リメイク)

2023年12月12日 19時19分49秒 | ホラー

「プロムナイト(リメイク)」
原題:PROM NIGHT
2008年 アメリカ/カナダ 88分
■監督:
 ネルソン・マコーミック
■出演:
 ブリタニー・スノウ
 スコット・ポーター
 ダナ・デイヴィス
 ジェシカ・ストループ

●あらすじ
1980年製作の同名作品のリメイクしたサスペンス・ホラー。
かつて残忍なストーカーに家族を惨殺された女子高生が卒業ダンスパーティーで再び恐怖に見舞われるさまを描く。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ホラー・リメイク映画シリーズを開始しようとして、その第一弾として選んだのが本作。
だがこの映画、全然リメイクでは無かったよ!
まずストーリーが全然違う。オリジナルと一緒なのはプロムの夜に決めるクイーンを争う高校生たちくらいで
後は全然別物の内容。
まあしいて言えば、プロムの会場の雰囲気が似てたくらいかな。
とは言っても、オリジナルのシリーズも2から全く違う内容で4まで続けたんだから
プロムの夜という共通点以外がないこのシリーズの続編にしちゃえば良かったのかも。
そうなると本家は4までだから5になるのかも知れないけど、
実は日本ではまた勝手に関係ない映画を「プロムナイト5」として発売しちゃってるんだよね。
まあその時はその時に考えてください。
あ、ちなみにこのリメイク版。全然面白くないです。
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点と線

2023年12月11日 19時41分03秒 | ミステリー/犯罪

「点と線」
1958年 日本 85分
■監督:
 小林恒夫
■出演:
 南広
 山形勲
 高峰三枝子
 加藤嘉
 志村喬

●あらすじ
松本清張が初めて手がけた長編推理小説でベストセラーとなった同名作品を、
井手雅人が脚色し小林恒夫が監督したミステリー。
博多郊外にある香椎の海岸で一組の男女の心中遺体が発見される。
とある省庁の佐山課長補佐と料理割烹の女中であるお時だった。
所轄の鳥飼刑事は二人の死に疑問を抱く。
お時の同僚の八重子が、東京駅で二人を見かけたと証言。
警視庁の三原刑事は電車の運行表を調べ上げ、13番ホームから15番ホームを見渡せるのは、
1日に4分間しかないことを突き止める。
八重子の証言から省庁に出入りする安田という男が捜査線上に浮上するが、
二人が死亡したその日、安田は出張で北海道へ行っていたことが分かった。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
原作は大昔に読んだなあ。
この小説の評価は、社会派推理小説と言うジャンルを作った名作と評されてたな。
どういう事かと言うと、それまでの推理小説は探偵小説と呼ばれていて、
名探偵が事件を鮮やかに解決するのが定番だった。
有名どころで言えば、日本三大名探偵と称された、江戸川乱歩の明智小五郎。
横溝正史の金田一耕助。高木彬光の神津恭介と。
しかし段々世論は変わり始め、天才のような名探偵が事件を解決するなんておかしい。
天才ではなく普通の人たちが事件を解決する方が現実に即してして自然だ。
と言う訳でその代表作が本作「点と線」なのだと。
ここで二つの流れが出来た。
いわゆる横溝正史らは”本格派”あるいは”探偵小説”と。
大して松本清張の方は”社会派”あるいは”推理小説”と。
ただ世間が社会派の推理小説を支持したのが、「点と線」が登場する前からなのか
「点と線」が登場した事によって、その流れが生まれたのかまでは、ちょっと調べてないんだけどね。
と言った訳で遥か大昔に読んだ推理小説の映画化版を観てみた。
制作年度が1958年。いわゆる昭和33年なので、画面に映る街並みはおろか国鉄の車両が懐かしいものばかりで
どれを見てもワクワクする。
特に西鉄の車両の三枚窓のデザインは、本当に好きなデザインの一つだったりする。
まあ原作がトラベルミステリーなのだから、こういった嬉しいオプションが付いてくるにしても
話の方は何だか消化不良な感じで終わった。
時刻表を駆使したトリックで、なんか原作を読んだ時に比べて、映画版はトリック解明がいまいちハッキリしなかった。
と言うかトリックが良く分からなかった。
犯人の動機とかもイマイチすっきりせず、全体的に捜査する刑事側の描写に比率が高すぎる感じだった。
主役の若い刑事も、暴走キャラすぎていまいち感情移入できなかったしな。
ただこの時代の邦画は、今では見る事ができない当時の日本を楽しむことができるので
もっと観てみたいとは思うよね。
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『銀河英雄伝説』第76話「祭りの前」

2023年12月10日 11時49分17秒 | 銀河英雄伝説

『銀河英雄伝説』第76話「祭りの前」
1994年 日本 25分
■声の出演:
《銀河帝国》
 ラインハルト・フォン・ローエングラム(堀川 亮)
 ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ(勝生真沙子)
 ウルリッヒ・ケスラー(池田秀一)
 アウグスト・ザムエル・ワーレン(岡部政明)
 エルネスト・メックリンガー(土師孝也)
 ジークフリード・キルヒアイス(広中雅志)
 グリューネワルト伯爵夫人アンネローゼ(潘 恵子)

《フェザーン自治領》
 アドリアン・ルビンスキー(小林清志)
 ドミニク・サン・ピエール(平野文)

 ナレーター
 屋良有作

●あらすじ
ハイネセンポリスで突如大爆発が起こり、激しい火災が発生。
炎は市街地を焼き尽くすが、ロイエンタールが用意していた危機管理マニュアルにより被害は最小限にとどまった。
リヒテンラーデ公爵に連なる者を匿った罪に問われていたロイエンタールだったが、
この功績を考慮に入れ、統帥本部長は解任したものの、
旧自由惑星同盟領を統治する新領土提督に任ずるという決定が下された。
ただ、この人事はヤンらを討ち、完全なる銀河統一がなされた後に発効するとあり、
諸将は新たな戦いを予感する。
(銀河英雄伝説 公式より)

★感想など
キルヒアイスの声が聴けた!
まあ1期の回想シーンを使ってるだけなんだけど、
久々に本編中にキルヒアイスの声が聴けただけで大満足ですよ。
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プー あくまのくまさん

2023年12月10日 11時48分51秒 | ホラー

「プー あくまのくまさん」
原題:WINNIE THE POOH: BLOOD AND HONEY
2023年 イギリス 84分
■監督:
 リース・フレイク=ウォーターフィールド
■出演:
 マリア・テイラー
 ニコライ・レオン
 ナターシャ・ローズ・ミルズ
 アンバー・ドイグ=ソーン

●あらすじ
世界的な児童小説「くまのプーさん」を題材にしたパニックホラー。
成長したクリストファー・ロビンは大学進学のためにプーとピグレットを森に残し、旅立っていく。
時が経ち、婚約者と共に森に戻ったロビンは、野生化した異様な姿のプーたちと遭遇する。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
いやあ、これ観たかったんだよねえ。
「くまのプーさん」の著作権が切れた事を契機に、ホラー映画を作ってしまおうと言うその発想。
レレレ的には大好きですよ、その発想!
だがアメリカでは結構酷評されているね。
今年で一番最低の映画とか言われているけど、いわゆるB級ホラー映画としては十分及第点だよ。
でもまあ私はこれよりもっとヒドイC級・Z級ホラー映画を観慣れているから、割と面白いと思えるのかも。
普通の人からすると、これでも十分ダメなのかな?
あと、元々の題材をこんな内容に変えやがって。の気持ちが強いから、酷評しているのかもと言う気はしている。
まあレレレ的には十分楽しめる作品なので、興味のある方には十分オススメ。
ラストがちょっとアレなのは、続編への含みと言う事でいいのかな?
まあ早々に続編制作も決定したようだしね。
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ゴジラVSキングギドラ

2023年12月08日 18時33分11秒 | 怪獣/モンスター

「ゴジラvsキングギドラ」
1991年 日本 103分
■監督:
 大森一樹
■出演:
 中川安奈
 豊原功補
 小高恵美
 原田貴和子
 小林昭二
 佐々木勝彦
 チャック・ウィルソン
 リチャード・バーガー
 ロバート・スコット・フィールド
 西岡徳馬
 土屋嘉男
 時任三郎
 矢追純一

●あらすじ
1992年突然東京上空にUFOが飛来した。
富士山麓に着地したUFOから姿をあらわしたのは23世紀からやってきた3人の未来人だった。
彼らは23世紀がゴジラによって壊滅的な打撃を受けており、
歴史上からゴジラを抹殺するためにやって来たのだ。
ルポライターの寺沢は彼らと共に過去へ行き、ゴジラをベーリング海峡に封じ込めることに成功する。
しかし現代に戻ったとき、そこにはさらに凶悪なキングギドラの姿があった。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
VSシリーズの転換点となった作品。
前二作のシリアス路線、新怪獣の投入など、過去の昭和ゴジラ・シリーズとは違うアプローチだったのだが
ここで過去に登場した怪獣たちを再登場させるように方針転換した。
これはこれで十分アリだと思う。
何せ知名度があるからね。
それを新しい設定の物語として語る。その切り口は結構良いと個人的には思う。
そして登場したのがキングギドラ!
昭和ゴジラ・シリーズ最大の強敵で、ゴジラは一回もタイマンで勝った事がないライバルだ。
明確にキングギドラを倒した描写も、確か「怪獣総進撃」だけだったはず。
しかも10対1でキングギドラを倒してたよな(笑)
そんな強敵だったキングギドラを、本作ではなんとタイマンで倒してしまいます。
これにはビックリだが、全体的には面白かったので別にヨシ!
ただゴジラが登場するまで開始から1時間以上経ってからなど、怪獣対決より未来人とのやり取りがメインとなっている。
だが未来人がやってきてタイムマシンで過去と未来を行ったり来たりしてゴジラを消滅させる。
代わりにキングギドラを誕生させるストーリーは、ゴジラとしては新鮮に映り、楽しく観る事ができる。
キングギドラは相変わらず恰好良いが、メカキングギドラに変身すると、これがかなりの格好良さ!
登場シーンも背後から大量の後光を差して、どうだといわんばかりのキメキメなところが微笑ましい。
そして画面一杯に青と黄色の熱戦が大量に交差する、大迫力のバトルシーンは、是非劇場で観たかったなあと思える最高の格好良さ。
この光線第合戦は、次作の「ゴジラVSモスラ」でさらに加速し、キャッチコピーが確か”極彩色の大決戦”とかじゃなかったかな。
ただしポケモンショックになる事、間違いなしとも言えるほどの明滅ぶりだけど。
他にも「T2」や「B.T.T.F」のネタなども織り交ぜながら、未来人女性の髪型など、平成初期の頃の色んな描写も楽しい本作。
今観ると最高に楽しいな、平成のVSシリーズ。
このまま昭和のゴジラシリーズも、昭和・平成両方のガメラシリーズも、ギララもガッパも全て観る事にしよう!
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