イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

昼なのにアーサー

2007-07-01 17:59:38 | アニメ・コミック・ゲーム

 …そういうわけで(←昨日の記事参照)、フレグランスの中でも外見ピンクのものとはどうも相性が良くないイメージがあるのですが、昨日、前から気になっていた“ピンク代表”2点、ヴェルサーチのブライトクリスタルと、プラダをテスターやってみました。

 結論から言うと、プラダ、コイツはアウト。甘いとか、オリエンタルだフローラルだ系統の問題じゃなく“重い”。物理的に重い、香りが。

 いま風に言うと「上がる♂」香りじゃないんですな。

 思うに、年齢は関係ない。若くても、功成り名遂げて、金儲けや子育てや男出入りから一線を画して、たとえば文化財の保護活動とか、『美しい罠』の類子結婚後のような新進芸術家のパトロナージュ(あれは結構飢餓感を湛えたものでしたが)等に日々を暮らしてる女性なら、この重さが合うかも。

 とりあえず月河には1万世紀ぐらい早い。

 ブライトクリスタルのほうは、“クリスタル”の名前に石好き月河が惹かれていただけなんですが、かなり素直に“オンナ”な甘さです。でもなんだか、名前通りキラキラして、ラメ入りドレスにアクセ着け過ぎみたいな、焦点の絞れない甘さという第一印象。

 同じヴェルサーチなら、2年ほど前に、ピンクの色調よりボトルキャップトップのラインストーンに血迷って買ったウーマンの、隠し味的辛さのある甘さのほうが好きだな……と思った矢先、ひとつ上の棚にあったロベルト・カヴァッリのサーペンタインに目が行ってしまい撃沈。本日のテスターは打ち止め。

 やっぱり、一度に3種以上のテスターはいけませんね。鼻が連続刺激で麻痺してしまう。

 近隣の棚に、以前好きだったフェラガモのインカントの妹世代とか、お騒がせ止まらぬパリス・ヒルトン嬢のラインとか、話に聞いていて機会があればと思っていたタイトルもあったのですが、この後“香水頭痛”に悩まされたくないので退散しました。

 印象としては、予備知識なくジャケ買い的に手が伸びたサーペンタインが、いちばん後をひいた感じです。Serpentine=“蛇のような”という意味の命名ですが、ミネラルバスストーンとしても使われる橄欖(かんらん)岩の一種・蛇紋石(じゃもんせき)を指す名詞でもあります。パッケージも蛇のからみついたボトルデザインとともに、函など石っぽさ全開。

 “オンナ度が高い”タイトル2種の直後に試したので、南国的フルーティな中にもちょっと中性的な印象も受けました。次回、体調がいい時に、もう一度挑戦してみるとしましょう。

 さて、4月から3ヶ月間、なんだかんだで楽しんだ『麗わしき鬼』が29日に終了して、明日(7月2日)13:30~からは『金色の翼』が始まります。

 ブラジル帰りの謎の富豪未亡人であるヒロイン・修子(国分佐智子さん)にモーションかけるホテル滞在客の1人として、黒田アーサーさんがレギュラー出演されることは製作発表報道ですでに知っていましたが、奇遇ですねぇ、先週やはり終了した『美味(デリシャス)學院』のラスボス校長=狼馬の父ちゃん役で黒田さんを見たばかり。

 たぶん校長が狼馬パパなんだろうなという予想はついていたものの、黒田アーサーに来たか!という感じでした。02年の『仮面ライダー龍騎SP・13RIDERS』でのベルデ高見沢役「人間はみんなライダーなんだよ」は、平成特撮史上に燦然と輝く金字塔的名セリフ。

 『龍騎』本編ですでに何ヶ月もレギュラー出演されていたライダー俳優さんたちですら何度も失敗したという「鏡に向かって変身ポーズしながらカードデッキ装填」の難技を、SPのみ単発出演の黒田さんが、本番一発で決められたというエピソードも、すでにライダー史に残る伝説として語り伝えられています。

 しかし、『デリ學』はねー。「変身!」後は映像上スーツアクターさんにスイッチされる仮面ライダーと違って、黒田さん生身で、広い額出して髪逆立ててメッシュ入れて、ゴルフ焼けのお顔に白アイライン塗って、激美味(ゲキウマ)変身メイクしてくれましたからね。ハンドパワーでコンロ点火したり。

 狼馬(AAA西島隆弘さん)たちデリ5役のボーイズはもちろん、ヘタすりゃ四天王役の諸君とすら親子ぐらい年齢が離れている中、楽しかったってば楽しかっただろうけど、まさかここまでやることになるとは思ってなかったんじゃないかな。

 私生活的に、年齢離れてるのは慣れておられるのか(爆)。

 欲を言えば最終話ラストで四天王と一緒にハンバーグダンスを踊ってくれたら完璧でした。

 4月からの連続モノで最終話まで見とどけた番組は『麗鬼』のほかは結局『デリ學』だけで、その終盤を飾った黒田さんが、7月からの『金翼』にもご登場となると、なんだか「今年の夏はオレについてこい♪」とウィンクされてる気分。

 金翼サイトでも抱負を語ってくださっていますが、黒田さんの演じる“カッコつけてカッコつかないカッコよさ”も、ドラマの見どころのひとつになりそうです。

コメント
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