イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

青木ヶ原と東京湾

2007-07-15 20:21:26 | テレビ番組

 台風4号はどうにか太平洋上に去ってくれそうですが、7月前半、梅雨末期の前線に大型の台風が油を注ぐと、ひとたまりもないですねぇ、東アジアモンスーン気候の我が日本。

 まぁ、申し訳ないけど当地は北国の特権でまったく無傷。週末、台風絡みで本気で心配したのは13日(金)24:10~の『爆笑オンエアバトル』が気象情報で変更もしくは休止にならないかということだけ。

 すみません。死傷者も出ているというのに太平楽だなぁ。当地、冬は豪雪で半年死にかけますからチャラということで。

 長めに留守録とっておいてよかった。24:30~に変更になっていたようです。NHK総合は報道絡みでコレがあるから油断なりません。

 今回の最高kb獲得はパップコーン、2連勝で481kb。

 初見ですが、5人のうち2人の回想会話を他2人で再現、最後の1人がジョーカーとして両組を跨ぐという構成はユニークではあるんだけど、そのために“どちらか1組が交代で休眠”という格好になり、ネタの全体が希釈されスローになってしまう。もう少し“5人いる”ということを活かしたネタ作りはできないものかな。

 ジョーカー役アフロの使い方ももうひとつでもったいない。

 2度目の挑戦で初オンエアのスマイルは、何となく、数週前に初めて見たエンジョイワ→クスを思い出させました。ボケ「ウーイェイ」の人の天然な存在感は確かに潜在力を感じさせはするんだけど、コンビとしては“お互いの面白さをどうすれば出せるか、手探りしている段階”に見える。

 ツッコミが一見イマ風のお洒落さんで、いい人系なのもジョイワ→(←略し方が違うか?)に似ています。

 ネタ後の神田愛花アナとのトークで「小学校時代からの知り合い」と語っていましたが、ツッコミの人がボケの人を「コイツ面白いんだよな、絶対面白いんだよ」とベーシックに思い過ぎているのかもしれない。コンビになって化学変化を起こすには、何かが決定的に足りません。

 おなじみ紙コントのウメは、例によって例の妙なテンション。あの、泣き出す前の子供みたいな喉ふさがった声がちょっとダメ、という人もいそうですが、月河は紙上の、どれも年中クチ半開きの“可笑し可哀想”な手描きキャラが軽くツボになってきました。

 ピンの人によくある“スベり芸”“カラ回り芸”とも違うのね。はまるとクセになって、不思議に居心地良くなるところもありますね。ひとネタ終わって「紙コント・○○。」と“タイトルページ”に戻るときの「えーソレで終わり?」感がクセになるのかな。

 今回は、ロボットの腕がもげて「ノースリーブだー」と、“往路”で洗濯機だったのが“復路”で見事にコンビニのコピーになったところ、「むやみにカラーボールを投げないでください」がピークで、それも標高500㍍ぐらいのピークなんだけど、その低さがまた味。

 トリコロールスーツのBコースは、相変わらずツッコミの人がスリッパ持ってるところが昭和チックで好きなんだけど、今回は残念ながら、ネタ前の神田アナの紹介フレーズ「(スーツは)U字工事さんと同じお店で買ったのかー!?」にぜんぶ持ってかれてしまいました。これを上回る笑い所はなし。U字工事“さん”って、さん付けなのが決定打。神田アナも罪なことを。

 さらに今回の月河は、個人的に『麗わしき鬼』終了から日が浅いので、“よくあるカマネタ”はどうも受け入れられなかった。「それ系の人たちへのシンパシーに似たものが芽生えたから、笑いものにするのが不快」と言うんじゃなく、芸として“浅い”と思える。俳優さんだから当たり前っちゃ当たり前だけど、内浦純一さんは偉かったな。

 結局、この日、いちばん何も考えずに笑えたのは、初オンエアのニッケルバックでした。社内不倫三角関係チクリネタで、あんまりさわやかに笑えるたぐいではない、毒ネタなんだけど、アンジャッシュ児嶋と俳優梶原善さんを足して2で割ったようなツッコミの人がなんかかわいいし、古田新太さん風の大柄にメガネをおして女装のボケの人は、当地UHB(=フジ系)平日午前の『のりゆきのトークで北海道』再現VTRで、主婦役をよく演ってる役者さん(男性)そっくり。

 初オンエアにしては声もよく出ているし、ボケの女役が「え~」から「う゛ぁ゛ー!?」に豹変するところとか、「技術面ー!?」、「留守電!?」×2など、流れの中での節目の作り方もうまい。次ネタが楽しみです。

 敗退組では、369kbで次点、オンエア成らなかったジンカーズが残念。長身のほうの人が藤原竜也さんにも、野村萬斎さんにも似ているんだな。小柄めのほうの人は、堀内正美さんのお若い頃に似ている。元JRA騎手→調教師→?田原成貴さんにも似ているかな。

 …こうして思いつくまま“近似値”名前を挙げていっても歴然な通り、2人とも普通に美形です。シュール系の芸風らしいけど、次回こそオンエア期待。

コメント
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