昨日、ブログを見ていて,名文で綴られた弁天小僧さんのカワサキゼファーの終焉にたまたま出会った。
懐かしく、コメントなどさして頂いた。是非ご覧下さい。
89年5月発売された今までにないコンセプトのバイクZEPHYRは、予測を大幅に上回った売れ行きを示した。
従来のレーサーレプリカのような馬力も、特に誇れる技術的な長所も無く、ただ何となく独特の雰囲気が感じられる人の感性に訴える車だったのだが、もっと気軽に乗れる車は時代の要請だったのだろうか。
文字通り「西からの風」となって全国のモーターサイクルファンを魅了したのである。
ZEPHYRというネーミングがいいという人たちと、やはりKawasakiが欲しいという熱烈なカワサキシンパがいてオプションで別にプレートを用意したりした。
この車を開発した、新しいコンセプトを造り上げた開発スタッフに本当に敬意を表したいと思う。
営業の第一線にいたのだが、正直これほど売れるとは思ってもみなかった。2年を超えてバックオーダーが続いたのである。
1991年6月1日、11時55分、年間移動値で目標の70000台を達成した。事務所で大きな拍手が起こったのを覚えている。
カワサキにとって、はじめて7万台の壁を破った一瞬であった。
当時のZEPHYRに関係した全員の誇れる勲章であった。
それはZEPHYRをこよなく可愛がって頂いたユーザーを中心に、数多くのカワサキファンによってもたらされたものである。
1100,750が生産中止になる話は知らなかった。
もう15年以上もも経つのかと感慨もひとしおである。
W1,Z2,400FX,GPZ400,など幾つものいい思い出がある。
近い将来、また新しいヒット商品が出ることをユーザーとともに期待したい。
Kawsaki let the good times roll